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マクロメディアのContributeを使ってみた

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とあるところで、マクロメディア社のContributeとDreamweaverを組み合わせて使用しようと考えているので、体験版を真剣に使ってみました。

このソフトはホームページ作成ソフトの一種なのですが、誰でも簡単に更新できるというコンセプトを重視したソフトになっていて、他のホームページ作成ソフトとは根本的に動きや考え方が違います。ページを更新する場合はContributeを起動して、普通にブラウジングするようにリンクをたどって目的のページを探し、左上の編集ボタンを押すとサーバーからページがダウンロードされて、編集画面が開きます。ページの修正を行った後は、ページの公開ボタンを押すと、自動的に修正したファイルをサーバーにアップするような仕組みになっています。編集したいページを表示してすぐに更新、という流れはWikiと同じような操作感覚で、直感的で非常にわかりやすいです。編集作業もワープロに近い感覚で、普通のホームページ作成ソフトを知らない人でも扱いやすそうです。
■編集機能
このソフト単体で凝ったページを作るのは大変でしょう。自分が見た限りでは、HTMLソースの直接編集などの機能はありませんし、テーブルで凝ったレイアウトを作るのもDreamweaverほど楽になる機能はみあたりません。
Dreamweaverの高機能を駆使してデザインを行い、その後の更新のみをContributeで行うというのが、正しい使い方のようです。
画像編集機能は特に無く、外部のソフトを使用する必要があります。画像を選んで画像編集を選ぶと、登録している画像編集ソフトが起動するので、それで編集した後保存して、Contributeで「ページの公開」を行うと、編集された画像がアップされる仕組みです。
■Dreamweaver連携
DreamweaverのテンプレートをContributeは使用することが出来ます。Dreamweaverでテンプレートを駆使して、作成したサイトがそのままContributeで読み込むことが出来、新規にページを作成したり、更新することが出来るわけです。リピート領域(行が増減する部分に使う)や編集可能領域(変更できる所を定義して、壊されたくない所はロックできる)などもちゃんと使えます。
■サイト運用
ローカルにサイトのhtml群をおいておく必要はありません。毎回サーバーからダウンロードとアップロードを行うからです。常時接続を前提としているつくりですね。このあたりが、他のホームページビルダーなどのようにダイアルアップの時代から存在していたホームページ作成ソフトとは根本的に違う所ですね。
低価格のソフトなのに、ドキュメントのバージョン管理機能がついています。デフォルトでは過去3回分の履歴が残ります。
ただ気になるのが、履歴などもサーバーにアップされていること。履歴は非常に推測しにくい名前になっていますが、その名前を指定すればブラウザからアクセスすることは可能です。たいして、セキュリティー的に問題になりそうなファイルはアップされていないようですが、少し気になりますね。仕組み上仕方がないとは思いますが。あと、Dreamweaverで作成したテンプレートはサーバーにアップしておかないとContributeからうまく動かなくなります。ローカルにファイルを持たないからそりゃそうですね。
運用ということでは、複数人で作業するための機能もあるみたいです。このあたりはあまり触ってないのでよくわかりません。
■まとめ
Contributeの操作は非常に簡単なので、操作をマスターする期間もあまりかからなさそうです。Dreamweaverでテンプレートをしっかり定義してあげておけば、あとの更新は各担当者レベルでContributeで行うという使い方で、サイトの運用はかなりスムーズにいけるんじゃないでしょうか。お客のWebサイトを作って、更新はお客さんの方でという提案もこれならやりやすいかなぁと思いました。

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