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Wikiとサイボウズ デヂエが合体したようなTuigwaa

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tuigwaa.png

WikiにWeb上で動くデータベースソフト サイボウズ デヂエが合体したようなソフト、「Tuigwaa(トゥイガー)」を家のWindowsマシンにインストールしてみました。
Tomcat5.5で、環境変数は特に指定せずとも動きました。

公式ページによると、Tuigwaaは、専門知識なしにデータベースと連携するWebアプリケーションを作成できる新しいジャンルのツールと紹介されていますが、自分はWikiにデヂエを足したようなツールだと思いました。

どんなものかは、ここのFlashを見てもらうのが一番イメージつかみやすいかもしれません。
Web上でデータベースのフィールド設定している所は、まんまデヂエで、それを表示するための表記はまんまWikiです。
レイアウトは、Wikiで記述して、テーブルのデータ集計などは専用の設計画面で設定して、Wikiのプラグインを使ってテーブルのデータや集計値を表示させるような感じです。うまいこと考えましたね。

試しに顧客問い合わせ履歴データベースみたいなものを作ってみたのが冒頭の画像です。集計条件を登録しておくと、グラフも出せます。
問い合わせを受けたときに、顧客を検索して、検索結果から詳細を押すと、まず今までの問い合わせ履歴が表示されるようにしてみました。

tuigwaa2.png

新たな履歴を登録する場合は、登録を押して、問い合わせ内容を登録するような動きです。

tuigwaa3.png

これぐらいなら、このツールで作ることが出来ます。
デヂエのように、問い合わせ履歴画面に、顧客検索ボタンをつけて、顧客コードでデータをひっぱってくるというような事はできなさそうですが、設計次第でこのように同じ結果を導くことは出来ます。

デヂエにもありますが、データを追加したときや、ある条件に一致した場合にメールで通知することもできます。
それらは「ロジック」と呼ばれていますが、デヂエと違って、条件に一致したときにページ遷移したり、テーブルの値を一括で更新したりすることもできるので、このあたりを使うと「Webアプリっぽい」動作をさせることも出来るでしょう。

セキュリティもデータの更新、閲覧などがサイト毎に指定できます。このあたりはテーブルの列単位で細かく指定出来るデヂエの方が、かなり高機能です。

全体的に見るとデヂエよりTuigwaaの方が、いろんな事が出来そうですが、コツをつかむのに結構時間がかかりそうです。汎用性が高い分、若干難しいように思いました。特に今回の問い合わせ履歴のシステムのように、画面遷移していくような作りは慣れるまでうまく動かないかもしれません。サンプルを見て勉強するしかないでしょうね。
Googleマップのプラグインもあるので、地図を使ったデータベースも作れるかもしれません(試していません)。マッシュアップですね。

Wikiが使える分デヂエよりも高い表現力をもっているのはポイント高いです。ただ、当然作り込みのWebアプリケーションと同じモノが作れるとは思えません。
Webアプリだのどーのというより、「データベース機能がついたWiki」として、社内の情報共有の為に使っていくような感じがいいのかもしれませんね。


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