だいぶ前の小説なんですがたまたまとあるブログで絶賛されていたので読んでみたら、ここ最近見たエンターテイメントで一番面白かったのでご紹介。ネタバレしないように紹介するので、是非自分で読んで気持ちよく「騙されて」みてください。
ストーリー
僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。
…という感じで、恋愛小説っすか、俺そんなの読んだことないんだけどという感じだった…最後の二ページを読むまでは!
舞台は80年代で、男女7人とか佐野元春とかBOØWY解散とか実際の80年代の出来事を絡めて男女の恋愛を描いていて、前半は初々しさを感じる学生の恋愛、後半は社会人でそれぞれの事情とかいろいろあって、なかなかうまくいかなかったりとか、まぁ恋愛もいろいろあるよねみたいな感じで読み進めていくと、最後の2ページで「は?なに言い始めちゃってんのこいつ」みたいなことになって、頭が混乱してきて、今まで微妙に感じていた違和感がすべて繋がってきて…いやいや、でもあんなことあったじゃん!ってページを戻ってみると、うわーそういうことか!確かにそうなるのか、ということはあれはああいうことなのか!えーっ!…ってなること請け合いです(笑)
背筋がぞくぞくしたわ、これ。超怖い(笑)。よくこんなの考えついたな作者の人。小説ならではのトリックですね。いくつかのミステリー小説賞の候補作に上がっていたらしいですね。
数時間で読めちゃいますし、Kindleやkoboでも出ているので、お手元のiPadやiPhoneで休みにダウンロードしてみてはどうでしょう。誰かに話したくして仕方なくなります(笑)。
同じ著者のセカンド･ラブというのも出ているそうなので、今度はそれ読んでみようかなと思います。
