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お金だけじゃない! 仕事に求めるのは成長と存在意義

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 仕事についてなんて、このブログでは久しく書いてなかったけれど、自分の考えをまとめる意味でもちょっと書いてみようと思う。

成長と存在意義の確認

 実はつい最近「チームビルディング」の研修を受けてきた。その名の通りチームをどうやって作ってくかという話なんだけれども、そこで話があったのは「昔と違って今はまずはメンタルの話が問題になる」ということ。

 私もそれなりに本を読んだり、実体験からも思うところがあるのだけど、私も含めて今の人たちはあまりにも成功体験が少なすぎるというのが原因の一つのように思える。

 バブリーな時代は良かったのかもしれない。働けば働くほどダイレクトに収入に繋がってくる。しかし、私が社会人になったのは完全にバブルがはじけた後。ボーナス払いで何か買うなんて怖くてやれなかったぐらいです。

 じゃあ、そんな世代が仕事に何を求めるのか。そんなことを私自身も9年前にブログに書いていました。

研修

 成長と存在意義の確認です。

 不安定な世の中ですから、会社に頼っていられない、自分自身が成長しなくてはいけない。そんなことを考えていました。

 成長という言葉のわりには後ろ向きな感じはしますが、そんな不安な状況だったので、リスク対策として自分の成長が必要だったんです。

 あとは存在意義の確認。

 先の記事にも書いていますが、入社当時は営業をやっていたのですが、まともに成績は上がっていませんでした。これはつらい。

 うちは優しい方で「おまえ全然成績あがってないじゃないか!」とか厳しく言われなかったのですが、当然「よくやった」なんて言われることはない。でも、自分ではできていないことはわかっている。こういう事が続くと悪い方向にしか行かない。自信喪失というやつですね。どんどん客先に行きたくなくなってきました。

 ところが、あるとき先輩に「俺何もできてないです」みたいなこと言ったら、「これってA-tak君しかできないじゃない」とか「これもできるようになったじゃない」とか言ってもらえて「確かにそう言われてみれば、たいしたことではないけど、俺もいろいろやっては来てるんだな」ということに気づいて、自分の成長と存在意義を確認することができたんですね。

 それが自信に繋がったのか、それまでは八方ふさがり感があって何も考えられなかったのに、自分で考えて「こうした方がいい」みたいな事も言えるようになりました。不思議なもんです。

 成長も存在意義の確認も個人の利益みたいなもんだけど、先の記事でも最後にはこうも言っていて、成長や存在意義の確認が会社の利益に繋がっていけば良いと。そこで折り合いがついてれば極端な話なにやってもいいのかな、と。

チームメンバーにも成長と存在意義を感じてもらえる事が必要

 そんなことを9年前に思って、ぶっちゃけこの前までほとんど忘れてました(笑)。

 9年前はメンバーとしてそんなことをいろいろ考えていて、今はリーダー。リーダーである自分はメンバーに成長や存在意義を感じさせられているのかと。

 「なぜ、その仕事をするのか?」という問いに対しての答えはたぶん人それぞれに違うと思うのだけど、不安な中で仕事しても良い成果が出ないというのは共通していると思う。無意識のうちに考えは保守的になるし、チャレンジもしない。間違いなく「今後はこうした方がいい!」なんてのは出てこない。

 心理学的にもそれは割と有名な話で、マズローの要求のピラミッドってのがあります。

マズローの欲求5段階説
 一時期流行った、承認欲求とかあれです。今回は不安な状態なので、安全欲求が満たされていない状態で先の事が考えられるか!という当たり前な心理ですね。

 そう考えると、メンバーに成長や存在意義を感じられるようにしないと、いつまでたっても良くはなっていかない、ジリ貧状態から抜けられないと思った次第。やっぱり、どんな小さな事でも成功体験積み重ねていくことは大事。

というかオマエモナー

 成功体験の不足は自分にとってもそう(笑)。

 東京に出てきて8年、うまくいったという実感をしたことがほとんどない。

 一時期はチームがうまく回り出して、やっとここまで来たかと調子に乗っていた時期もあったが、単純に優秀な人がその時たまたま居ただけで、たいしてチームとしては良くなっていなかったことに気づいて愕然としたこともある(チームメンバーが悪いという話ではなく、そういう方向にもっていけなかった私の問題という話なので誤解なきよう)。

 出来なかったことばかりに目を向けるのではなく(そんなの他の人が頼まなくてもいっぱいやってくれるから😀)、出来たことに関して目を向けて、自身の小さな成功体験を積み上げる作業と、その記録をやらないと駄目だなと思った。自分自身がちゃんとそうなってないとメンバーに対して出来るわきゃないからね。

 他にもこのあたりは書きたいことあるので、また仕事の事書くかも。


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