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OneNote 2003を使ってみた

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OneNote 2003
OneNote 2003

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マイクロソフト (2003/10/24)
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Tablet PCを買うことだし、MicrosoftからリリースされたOfficeシリーズの新プロダクト「OneNote 2003」の60日体験版を使ってみた。

自分なりにこのソフトを表現するなら、OneNoteはその名の通り、パソコン上で自由に書き込みが出来るノート。
このソフトは「ただのノート」なので、使い方は使う人に完全に委ねられていると言える。
思いついたビジネスのアイディア(おお、なんかかっこいいー)をメモする為に使ったり、ToDo(「やること」リストね)に使ったり、会議でホワイトボードにかかれた図をペンで書き写したり、常に手元にOneNoteを入れたTablet PCを置いて電話の用件をメモる為に使ったり、子供の落書き帳に使ったり、ブログの原稿書きに使ったり、Webの情報をスクラップブック的に集めたりとか、予定を書き込んだり、何に使ってもいいわけですよ。
だから、というわけではないかもしれないけど、パソコンを常時使っていない人とか、一般的なビジネスマン風(?)な仕事をやってない人には使い道がイマイチ浮かんでこないかもしれない。
使ってみた最初の感想としては、シェアウェアの「紙 copi」とコンセプトが同じなのかな?ということ。ソフトの仕組みも似てる。
OneNoteは「セクション」と呼ばれるタブが上に並んでいて、セクションの中には複数の「ページ」が入っている。ページは標準状態では右に並んで表示される。
ページの先頭にはページのタイトルがあって、それが右のページの一覧の所に表示される。
セクションやページは使う人が自由に追加できて、名前もつけられる。
OneNote
ページの一番下の白紙のアイコンを押すと新しいページが作成されるので、思いついたアイディアやインターネットで見つけたメモしておきたい情報や画像を貼り付けたりできる。おもいつくままに、どんどんページを追加して、貼り付けていくといい。
紙 copi使ったことがある人ならわかるかもしれないけど、セクションは紙 copiで言う「箱」だし、ページは箱に入っているファイル(紙)になる。保存とかファイルという概念が使う側に見えないようにしてあるのも同じ。ページに「重要」などのフラグを付けられるのも同じ。正直、マイクロソフトが紙 copiのアイディアをパクって、強大な資金力を使って作り上げたのかなと思うぐらい似ている。
それか、こういう情報の分類方法のようなものはどっかの偉い学者さんが思いついて、それが広く世に知られていて、そんなのを参考に作られたソフトたちなのかもしれない。
そういや、Webページをスクラップブックのように取り込みまくることができる、という点もそっくりだな(紙 copiの方が綺麗に取り込めるけどね)。
紙とかノートというアナログ的な感覚をパソコンに持ってきて、本物の紙やノートより便利な「IT武装された便利なノート」として使うという、コンセプトや仕組みはどちらも同じだけど、OneNoteの方がいいなーと思えるのは、手書きでいろいろ情報を書き込める点。
まさにタブレットPCならでは(マウスでも書きづらいけど出来ます)といった感じで、下の写真のようにWebページの重要な部分に蛍光ペンで線を引いたり、印を付けて補足を入れたりというのは、「紙」がソフト名に入っている紙 copiよりも、もっとアナログで直感的で使いやすい。
OneNote
ただね、OneNote・・・高すぎです。
Amazonで23,100円。一方、紙 copiは2,625円。せめて一万円弱で買えればと思うのですが・・・。
あと、まだ日が浅いソフトだからかもしれないけど、操作性はまだまだ、と思うところがある。たとえば、ページを他のセクションに移したい場合、ドラッグアンドドロップで出来るかと思ったけど出来なかった。これやるとページの位置がめまぐるしく上下に移動するだけ(笑)。紙 copiはそういう直感的な操作ができるように作られている。
[2005.10.20追記]
ページの順番はタブの上で右にマウス動かした後、ドラッグで移動できるみたいです。他のセクションに移動できるかは試していない。
他にも今さわっててびっくりしたんだけど、文字列の置換が出来ないのかな、これ。
この記事のOneNoteの表記を間違ってOne Noteとしてたから、一括で置き換えたかったのだけど、メニューにないし、ヘルプにもMSのサイトで検索しても出てこないから、機能としてないのかも。
めんどくさかったけど、いったんテキストを他のエディタにコピペして一括置き換えした後、参考に貼り付けてた画像を貼り直したよ。テキストエディタにある機能ぐらい、あってもいいんじゃないかな。高いんだから(笑)
最後におもいつくままに、二つのソフトの比較や気づいたところを書いてみよう。
• Webページの取り込みは紙 copi有利。紙 copiはデザインもそのまま取り込む。
• 一方OneNoteはデザインは崩れる。画像を取り込めない場合が多々ある。紙copiはHTMLソースをそのまま取り込み、OneNoteは変換して取り込んでいるような感じ。
• 紙 copiよりOneNoteは重い。今のところメモリ使用量35MB。紙 copiは11MB。
• OneNoteは自由レイアウト。一ページにPowerPointのように自由にテキストや画像を貼り付けられる。紙 copiはテキストかHTML、画像をただ表示するだけ。
• OneNoteは手書きも出来る。レイアウトの自由度ではOneNoteが有利。
• 紙 copiのHTML編集はちょっと使いづらい。スクラップしたWebページの不要な所を削るという作業はよく発生するが、削りたい部分を選択してまとめて削除することができない(≒難しい)。
• OneNoteはやっぱり高い。アカデミック版だと5,000円なので、「買い」だとは思うけどね。
SVG Catsというのを見つけたけど、これはWebページのスクラップとか、画像のコピペは出来ないようなので、ちょっとまどろっこしい感じがする。アイディアプロセッサとしての用途のみで使えば、いいとおもうけど。
• OneNoteはWordほどはないけど、文章中に画像を入れたり文字のスタイルを指定できるので、編集機能は強い。紙 copiは基本がテキストエディタなので、これはできない(通常あまり、そういう使い方をしないというのはあるけどね)。
• Officeとの連携は当然強い(っぽい)。SP1を当てるとWord形式で出力できるとか書いてあったような。
他にもあるかもしれないけど、こんなところで。
結局の所OneNoteはなかなか微妙だ。
Webスクラップという観点では、デザイン崩れたりテーブルが貼り付けられなかったりして紙 copiに劣るし、手書きで何かしたいということであれば、Windows journalというツールがTablet PCにはついてくるらしい(しかし、どんなものか全くさわったこと無いので俺は知らない)ので、これが使えるのかもしれないし、SVG Catsを使えばいいかもしれない。
ただ、紙 copiのコンセプトと同じ情報管理 + 手書きOKというのはなかなか魅力的で、これで一万円以下であれば、迷わず買っていたのになぁと思う。
Thinkpadが来たら、Windows journalなるものを実際に使ってみて、こりゃ駄目だなと思ったら、OneNoteを無理して買っちゃうかもしれません。次のバージョンまで待てそうだったら、HTML取り込みと細かいテキスト編集機能が強化されるのを待つかも。
関係ないけど、今日は3つも記事書いてるので、「お、A-takがんばってるじゃん」とかおもうかもしれないけど、また何日もブログ書かなかったりするかも(笑)
ブログというと毎日書かなくてはいけないような風習(?)になってるけど、書きたいときに書いた方が、勢いがあっていいかなとおもいましてー。
本当はたくさん記事を書いたら、小出しに毎日新しい記事をアップした方が見に来ている人にとっては、楽しくていいんだろうけど、WordPressには予約投稿機能はないからめんどくさいしね。
ブログの場合、RSSとかで更新通知が出来るから、ふと更新されたことに気づいたときに見にきてくれればいいわけだしね。いやーブログって良くできてますな。


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