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登山ファースト・インプレッション

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はじめて登山に行ってきたのでファースト・インプレッションを語りたいと思います。

きっかけ

新しいカメラや新しいレンズを手に入れると、必ず試し撮りに行く場所があります。
その一つが私の場合は阿蘇の火口。

火口で写真や映像を撮ってると、火口の反対側の山の尾根に小さく人の姿が見えるんですね。

火口の向こう側に見える山
ちょっと違う場所からだけど尾根に人が見える
拡大

「あそこまで登れるんだ、きっといい景色が見えるに違いない!」と、登り口に行ってみたらこれなんですよね…。

こんな所、人登れるんだ

もはや壁。

そんな所を人が登って行ってるんですよね。
遠目に見てると階段登るように斜め上に登っていってるように見えます。

登る人はみんな「登山」の格好をしています。
自分はライダーパンツやジャケットを脱いでジーパンとシャツの軽装。
さすがにこれでは危険だなと今までここを登ることはありませんでした。

時は流れて2025年4月24日にSIGMA BFを運良く発売日に入手しました。

そして突入した5月のゴールデンウィーク。
せっかくの休みにどこにも行かないのももったいない気がするので、ChatGPT o3にバイクで行けてSIGMA BFで写真撮るのに良い場所を相談している中で候補にあがったのが阿蘇の火口。

火口なら自分のハンターカブで1時間ほど熊本市内から走ればたどり付けます。

撮影にはいつもバイクでいってます

BFを手に入れてからは、あまりにもBFが格好良いのでBFの写真をLUMIX GH7で撮りまくって思ったのですが、BFは自然物の中で撮るとその金属のソリッドなボディーが際立ちます。

ソリッドな無機物と自然との対比

阿蘇ならばまさに大自然、BFを撮るのにちょうどいい。

それにどうせなら今まで行けなかった、あの「壁」にチャレンジしてみるのもいいかもしれないと思い立ったわけです。

下調べ

とはいえ、登山は全くの未経験。

下手すると命に関わることをAI任せというのもどうかなと思いつつ、ChatGPT o3の情報収集能力が高くて自分で調べるより断然確実なので聞いてみることにしました。気になるところをしつこく全部聞いてみた。これが出来るのがAIの良いところ。

装備としてはこのあたりが必要そうだとのこと。

  • 登山靴〈ミドルカット防水〉
  • レインウェア上下(防風兼用)
  • 薄手ダウン or ソフトシェル
  • 火山ガス用マスク/簡易面体
  • 手袋(軍手可)
  • バックパック 20‑25 L 
  • トレッキングポール(1本)
  • 水 1‑1.5 L・行動食

他にもやりとりするうちに勧められたものはあるけど割愛。
お店に行ってからも随時AIに相談できて非常に助かった。

準備した物

初めての登山で今後も機会があるか分からないので、ありものをなるべく使う形にしてみた。
とはいえ3万以上使ったけど…。

まだ自転車に乗ってたときに揃えた装備がある程度流用出来てよかったかも。

とりあえず列挙。実際この選択がどうだったかの答え合わせはのちほど。

バイク用に履いているワークマンの安全靴で行くことに。

ゲイター

モンベル(montbell) GORE-TEX Lスパッツセミロング SHAD 1129430 M amzn.to

5,830円 (2025年05月06日 21:11時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

ゲイターという靴に砂とか砂利が入り込むのを防ぐカバーをやたらとChatGPTにオススメされたのでそれも買った。モンベルとかだと「ライトスパッツ」とかいう名前で売られている。

トレッキングパンツ

ユニクロ公式 | ギアパンツ ユニクロのギアパンツ(男女兼用)。購入者のレビュー、ユーザーのコーデは必見。店舗在庫もこちらから。 www.uniqlo.com

モンベルとかに行くとだいたい1万ぐらいであるけど、たまたまユニクロで見た3000円ぐらいのギアパンツが良さげだったので、それで妥協。
いや、動きやすさはまだしも強度とかは全然違いそうで代替にもならない気がするのだけど、予算の関係で妥協。

ボトルホルダー

[モンベル] montbell ランバーパックボトルケージ ブラック(BK) 1123363 amzn.to

2,520円 (2025年05月06日 21:15時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

水分は必要なのでリュックのベルトにつけられるボトルホルダー購入。街ブラする時のバッグにもちょうどこれほしかった。

Tシャツ(ベース)

ユニクロ公式 | ドライEXクルーネックTシャツ ユニクロのドライEXクルーネックTシャツ(メンズ)。購入者のレビュー、ユーザーのコーデは必見。店舗在庫もこちらから。 www.uniqlo.com

着る物は3層構造で。
このあたりは自転車乗ってたので多少知識はある。

一番下は元々持っているユニクロの速乾性のあるドライシリーズで。

ジャージ(ミドル)

[カペルミュール] サイクルジャケット 秋冬 【5℃~15℃】 サーモジャケット ヘリンボーン M amzn.to

13,090円 (2025年05月06日 21:19時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

これは自転車乗るときに着ていたカペルミュールの冬用ジャージ。
裏起毛で真冬用なので使うつもり無かったけど、意外と朝寒かったので急遽これに着替えて出かけた。

レインウェア(アウター)

モンベル 国内正規品 レインハイカー ジャケット Men’s ブルー(PRBL) アウトドア・トレッキング用 1128661 収納用・トラベル用圧縮袋セット (M) amzn.to

17,650円 (2025年05月06日 21:22時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

上半身用はモンベルで買った。高機能なんだろうけど1万円超えてて高い。
下は元々バイク乗るときに使っているカッパをとりあえず使う事に。
(Amazonのリンクは参考までに。実店舗の方が安い)

サングラス

[RUDYPROJECT] サングラス キーブレード パシフィックブルーフレーム マルチレーザーアイス レンズ幅: 70mm、ブリッジ幅: 14mm、テンプル長: 130mm、高さ: 41mm amzn.to

23,100円 (2025年05月06日 21:24時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

日中帯長い時間外にいると目がとにかく疲れるのを実感していて最近の休日は常にサングラス着用。

今回は山登りということで、これも自転車乗ってたときに使っていたルディープロジェクトの調光式サングラスを持参。我ながら自転車関連も金かけてたなと改めて思う。その分長く使えてはいるのだけど。

グローブ

【モンベル】ウイックロン ZEOサーマル グローブ 適度な保温性と蒸れにくさを両立し、フィット感に優れたグローブです。肌面の起毛加工により暖かく快適な装着感です。インナーグロ webshop.montbell.jp

手袋無しだと手の甲を太陽で火傷しそうなので購入。
これもめんどくさくてモンベルでまとめて購入。ワークマンとかうまく使って安く揃えられそうだけどね。

トレッキングポール

ティゴラ アルミ 135cm レバーロック I型トレッキングポール TR TP-204ILL SV トレッキング ポール : シルバー TIGORA|公式通販 アルペングループ オンラインストア スポーツデポ・アルペン・アルペンアウトドアーズ・ゴルフ5を展開するアルペングループの公式通販サイト。最短当日発送。5,50 store.alpen-group.jp

Amazonとかではもっと安いのがゴロゴロしてるけど、アルペンで中華製のものを2本購入。
ChatGPTは下り用で1本で良いとか言ってたけど、膝弱いので2本買った。

リュック

[ドイター] バックパック レース エアー 14+3 ブラック D3204423-7000 2023年モデル 14+3L amzn.to

15,400円 (2025年05月06日 21:30時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

これも自転車乗るときに使っていたドイターのリュック17Lを流用。
なんか最新モデルはデザインがシンプルでオシャレになってるな…。自分のはこれ↓

背中が涼しい! ドイターのリュックを買った | A-TAK a-tak.com

バイクの装備も本当はいるんだよね

自分の場合、移動はバイクなのでバイクのウェアも本当は必要になりますが、いろいろ最適な物がなくて上はプロテクターなしで行きました。自己責任ですがこれは良くないです。こけたら死です。

阿蘇火口へ向かう

当日は熊本市内を8時頃に出発。
8:30から登れるらしいですが出遅れました。

さっそく買ったばかりのモンベルのレインウェアを着て、その下に同じ日にユニクロで買ったランニング用の薄手のパーカーを着て出かけたのですが、わりと寒い!

迷ったけど、いくらバイクとは言え市内でこんな寒かったら山はヤバいぞと考え直して、一旦帰宅しちょっと暑すぎるかもしれないという気もしながら冬用の裏起毛ジャージに着替えて再出発。
結果、ちょうどいい。バイクは長時間風に晒されますから、暑いぐらいがいいですね。

(寄り道しながら)10時に阿蘇火口の砂千里駐車場に到着。
4度ぐらい市内と温度差がある。
さらに、暴風吹き荒れる状況でユニクロで買ったギアパンツだけだと既に寒い。
バイクに積んでいた雨合羽のズボンを取り出して履くことに。
山ヤバい。

壁をのぼる

砂千里を歩いて例の「壁」へ。

遠くに見える例の壁

これ角度どれぐらいあるんだろう。
なかなか急です。

中腹あたりから

実は歩道的なものがあるのかなと思ったんですがそんなものは無し。
一応、岩に印がついていてどっちのルートで行くと登りやすいか案内されているのですが、ざっくりしたもので自分である程度登りやすいところ見つけて登っていくような感じでした。
気分はゲームのデス・ストランディングですね(背中にはカメラ2台の荷物)。

途中SIGMA BFの撮影会もしつつ

段差は緩くて階段登るように少しずつ登っていける道でした。とはいえ、転げ落ちたら全身打ちまくってただじゃすまないぐらいにはスリルある坂でした。これは立派な登山ですね。ハイキングではない。

尾根まで来るとらくちん

ガーミンウォッチによると300mぐらい斜面を登って尾根まで辿りつきました(合ってるのかな?はじめてガーミンで登山の記録が残りました)。

平坦な土地にたどりついた(SIGMA BF)

休憩しつつ写真撮りつつゆっくり登ったので、そこまで大変ではなかったです。筋力的にも問題ない感じでした。筋力はMPですからね、一晩寝ないと回復しません。あまり筋力使わないように動いた方が保ちます(自転車乗ってた時の経験)。

しかし道はまだつづく(LUMIX GH7レタッチ)

ここからは尾根伝いに歩きやすい道を行くだけです。
そして左右に広がる絶景。
左手には火口、右手には遠くに根子岳のギザギザした特徴的なシルエットが見えます。

左手には火口(SIGMA BF)
右手には根子岳(LUMIX GH7レタッチ)

火山岩でしょうか?穴がポコポコ空いた特徴的な岩がゴロゴロ転がっています。しかもでかい。噴火で飛んできたのか?

火山岩?

不思議な色の岩発見。

中身がピンク

あんまり平地ではみない風景ばかりで面白いですね。

片方はほぼ崖(LUMIX GH7レタッチ)

山頂到着

しばらく尾根を進むと山頂へ。

山の名前もよく知らずに登っていましたが「中岳」なんですね。

お名前だけは存じておりました

火口の中が見えるのかな?と思ったけど、残念ながら角度的に見えないんですね。

下りはさらに慎重に

絶景(SIGMA BFレタッチ)

膝やや故障持ちなので下りは登りよりも慎重に行きました。

やり過ぎなんじゃないかというぐらいポールを使って膝に衝撃がいかないように降りました。段差高い所は一旦しゃがんで足を地面について降りるようにしてジャンプして飛び降りるなんて絶対しないみたいな。若者はパルクールのようにピョンピョン下りて行ってたけどね。

とりあえず無故障で降りきりました。

駐車場にもどったのは15時なので5時間かかったのか!
かなり時間かかってますね。

行ってきた感想 & 答え合わせ

全般

登山のファースト・インプレッションですが、これぐらいなら全然無理なく楽しめました。
一日経過しましたが、特に膝の故障もなくほんとうによかった。痛めるとつらいですからね。

景色

景色は最高ですね。
特に阿蘇は火山だからか日本じゃないような景色が広がっています。
わりと気軽にこの景色を目に出来るのは熊本に住んでる特権かもしれない。
他の山とか行って満足できるのだろうか。

日本離れした景色なのよね(SIGMA BFレタッチ)

荷物の重さ

今回、SIGMA BFを大自然の中で撮るのがテーマだったので、GH7とM.ZUIKO 12-100mmもリュックに詰め込んで行ったのですが、案外重さとかは気にならなかったですね。
行程が短いからかドイターのリュックの重心バランスとかが優秀なのか。

でも、あんまりカメラ2台はもっていきたくない(笑)。

序盤の「壁」

崖(LUMIX GH7レタッチ)

正直想像より序盤の「壁」が険しかったのですが、途中汗だくにはなりつつも普通に登れました。時折休憩して景色楽しんだり写真撮るぐらいゆっくり登ればいいですね。

持ってて良かったトレッキングポール

トレッキングポールはほんと2本用意しておいて良かった。
かなり足への負担が違うと思いますし、たぶんなかったら一回ぐらいバランス崩して転倒してたと思う。一部の場所は灰でかなり滑りやすかったですしね。

三つのパーツで分かれているポール買ったけど、パーツの一つを完全に引き抜いてしまえば、ぎりぎりハンターカブ(バイク)の65Lのケースに入ったのも助かった。車じゃないのであんまり長いものは運びづらいのでこういう所を重視します。

ウェア

山に合わないカメラを持って。チラ見えしてるのがモンベルのレインウェア。

モンベルのレインウェア高いだけあって蒸れなかった。
逆に下の元々もっていたワークマンの安いレインウェアは蒸れた。値段半分以下だしね…。

やりすぎかなと思った冬用裏起毛のサイクルジャージは丁度良かった。元々5度から15度向けのものなのでちょうどなんですよね。山は寒い。

靴はやはり山登り用の靴を用意した方がよさそう。
ワークマンの安全靴は足先が動いてしまって、もっと長時間になると痛くて歩けなくなりそうだった。
あと、岩場で足元が凸凹しているので地面を捉えづらい。専用の靴だともっと楽になりそうな気がする。

ChatGPTが激推ししてきたゲイターは確かによかった。
下山してみると結構砂埃で汚れていて、たぶんゲイターつけてなかったら靴の中に砂やら小石が結構入り込んでうっとおしいことになってた気がする。

もっていった調光式サングラスは写真撮るには不向き。暗くなりすぎでファインダーが見えないし実際の色もわからない。紫外線さえ防御できればいいのでもっと薄い色の方がいいのかもしれない。

あとカメラはリュックに固定できるやつがほしくなりますね。
今回は都度リュックから取り出して撮ってました。

気温の変動がはげしい

ちょっとした事で体感する気温が激変しますね。少し曇って日が射さなくて風が強くなると寒いし、日が照ると暑くて汗かくぐらいになる。ウェアのジッパーを開け閉めして随時調整した。風が強かったので自転車と一緒でジッパー開けるだけで体温は下がった。風がないと逆につらいかも。

今回、雨には降られなかったけど、雨が降ると今の装備ではしんどいかもですね。

バイク装備は悩みどころ

バイクだとプロテクターどうするか悩みどころ。ウェアに組み込まれてるモノだと登山中にボックスに入るぐらいの大きさじゃないといけない。今回無理くりつめこんだけど、プロテクターは別付けのも探したがいいかもしれない。

まとめ

SIGMA BFを岩場にまっすぐ置くのは難しいという知見を得ました

特に身体へのダメージもなく楽しく山登りできてなにより。

景色も最高で写真撮るとか関係なく気分転換にちょっと登ってくるかぐらいの気持ちで行ってもいいなと思いました。

しかし掛かった時間が5時間というのは本格的な山登りにはまだ自分はきびしいかもですね。
でも、無理のない範囲でまた行ってみてもいいなと思いました。
ということで登山ファースト・インプレッションでした。

それでは!

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