PDFOutliner
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥450
※価格は記事作成時のものです
実際やってみて、これマジで?って目を疑った「PDFOutliner 」の自動目次作成機能について書いてみます。
Mac標準では目次作れない
Macのプレビュー.appですが、マーカーを引いたりコメントを打てたり、なかなかの機能があるのですが、目次の作成はできません。
結構ページ数がある書籍をスキャンしてPDFにしているとこれが困ります。
そこでMac用で目次作成用のアプリを探してみました。
フリーのソフトもあったりしたのですが、微妙に使いづらかったので、「PDFOutliner 」というPDFの目次編集専用ソフトを試しに使ってみることにしました。
自動目次作成機能の実力は?
元々、目次は手入力を考えていて、このソフトのAuto TOCという自動で目次作成してくれる機能に関しては海外のソフトなのでたぶん無理だろうと思っていました。
ところが・・・
結構、認識できているじゃない!
本当の目次はこんな感じ↓
あたりまえだけど、ちゃんと目次をクリックすると、そのページに飛ぶ!
これは楽ちん♪
PDFOutlinerのマニュアルを見ると、フォントの違いとかで見出しとか階層構造を見分けているっぽい。
あと、日本語はおそらくScanSnapでスキャンしたときにOCRをかけているので、それが目次に表示されていると思われる。文字がおかしな所もOCRのせい。
かかる時間も450ページぐらいあるけど、せいぜい数十秒でかなり早い(MacBook Pro with Retina displayで確認)
いろいろ試してみた
やはり海外ソフトだからか、縦書きレイアウトの本は弱い傾向にあるっぽい。
ただ、たとえば一ページ丸ごと章の始まりのタイトルに使ったページがあると、そこはうまく認識してくれたりする。
あと、見出しが本文と差がはっきりしているものは読み込みしてくれる可能性が高いようだ。
いくつか試してみた。
縦書きなのに割と認識できている方。
でも、すべての目次を拾えているわけではなくて、時折取りこぼしがある。
つづいてこれ。
結果を貼るまでもなく惨敗。
小説はフォントがほぼすべて同じなので、区別がつかないのでしょう。
次はこれ。横書きです。
割と読めてるけど、階層構造が間違っている。
本当は、「-だいこんを買う-」というのが章の名前。
まあー・・・、
こんな感じなので、さすがにうまく認識できないんだろうけど。
一方、冒頭に実験した、こいつは割とうまくいった。
おそらく、こういう技術書然とした本は見た目も階層を認識しやすく書いてあるので、機械的に処理しやすいのだと思う。
こういう本こそ必要なときに必要なページを探してすぐにみたいので、自動で目次が出来るのはうれしいかな。
手動での操作もやりやすい
手動での目次追加ももちろん可能。
右上にはこんなボタンがあって、目次で飛ばしたいページを表示してこれらのボタンを押して目次を追加していく感じ。
ショートカットもあって、deleteで目次の削除、command + enterで目次追加、下階層の目次はshift + command + enterになっている。
大きな章のタイトルぐらいだったら手動でもそんなに時間はかからない。
自炊ユーザーにはお勧めする
自動目次機能が思ったより使えて嬉しい限りです。
おかしいところは後から直すような感じで使っています。
スキャンする本によって精度がだいぶ違うので、これですべてがうまくいくとは言い切れませんが、自炊している人はおためして使ってみてはどうでしょうか。
PDFOutliner (Version 1.4) | ||
カテゴリ: | ユーティリティ | |
価格: | ¥450 | |
デベロッパ名: | One Kerato | |
リリース日: | 2011/03/07 | |
対応デバイス: | 無し | |
現Ver.の平均評価: | (5.0 / 1件の評価) | |
通算の平均評価: | (4.0 / 4件の評価) | |
Game Center: | 非対応 |