Ubuntu の標準の「バックアップ」では通常丸ごと復元しか出来ません。
なぜかうちの環境ではこの丸ごと復元が出来ずに困っていました。
ログにはこんなエラーが残ってました。
Apr 7 12:16:13 server kernel: [89073.934923] EXT4-fs error (device sdc1): ext4_read_block_bitmap:394: comm duplicity: Cannot read block bitmap - block_group = 1467, block_bitmap = 47710219
Apr 7 12:16:13 server kernel: [89073.934936] EXT4-fs error (device sdc1): ext4_discard_preallocations:3892: comm duplicity: Error reading block bitmap for 1467
よくわかりませんがバックアップファイルの一部が壊れているっぽいです。
全体は無理でも一部だけなら復元できるかも、ということでいろいろ調べてみました。
Ubuntu のバックアップは内部でduplicityというコマンドを使っていますが、コマンドだと一部のディレクトリのみ復旧も可能です。
復元元の指定は独特なので、まずは何のファイルがバックアップされているか確認します。
duplicity list-current-files file:///media/backup/
Fileの後ろはバックアップ先のディレクトリです。
私は外付けディスクにバックアップしているのでmediaとなっています。
遅いマシンだと何十分も待たされるかもしれません。
しばらくするとバックアップしたファイルの一覧が出てきます。
その中から復元したらディレクトリを指定して復元します。
duplicity file:///media/backup/ /home/a-tak/work --file-to-restore media/photo/2013
二つ目の「/home/a-tak/work」というのは復元場所の指定です。
その後の–file-to-restoreに指定してあるのが、さっき確認した復元元のパスです。なぜか最初に「/」とか入らないんですよね。
これで部分的な復元ができました。
しかし、やっぱりバックアップはMacのTime Machineが便利すぎるな。
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