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図書館で本を借りてブログに書くと文章が上達する?

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原稿用紙10枚を書く力 

「原稿用紙10枚を書く力(斎藤孝著)」を図書館で借りて読みました。
読んでみて思ったのが、こうやって本についてブログに書くことが文章上達に有効ではないかということです。

図書館で本を借りてブログに書くと文章が上達する?

この本を読んで勉強になったことはいろいろあるのだけれども、三つあげてみると・・・

  • 書く材料として使うつもりで読む
  • 制限時間内で読む
  • 自分がどういう立場に立つかを仮定して書く

以上、三点。
では、次からこれらを一つずつ説明していくとしましょう。

書く材料として使うつもりで読む

まず、この本では、文章を書くためには、文章を読むことが大事だと言っています。理由としては、書くための情報収集だったり、インスピレーションを得たりする、書き方の見本にするため、といったことなのでしょうが、そのため、この本は読書のやり方についてもいくつか言及されています。

その中の一つが、この「書く材料として使うつもりで読む」です。この「書く材料として使うつもりで読む」ですが、「書く」に限らず、話のネタにするとか、アウトプットを行うことを意識して読むと、効率的に読書できる、ということらしいです。

確かに思い返してみると、ブログのネタにしようと思って本を読んでいると、知識の吸収率がアップするように思います。
まったく興味がない分野、または試験に受かるためだけのような実践で役に立たない勉強がはかどらない一方で、自分の生活で実際に使えるような知識習得の方がやる気が出て勉強がはかどるのと同じで、「実際に使うぞ」という気持ちで読書すると効率よく読書ができるというのもうなずけます。
つまり、ブログに書くつもりで本を読むと効率のよい読書ができる、ひいてはよい文章を書くための下ごしらえができることになる、と考えたわけです。

制限時間内で読む

書くための読書であれば、当然ながら制限時間があるので、だらだら読んでいたらいけない、ということらしいです。

この点で図書館を利用することが活きてきます。図書館には貸出期限がありますので、強制的にその期限まで本を読まないといけなくなります。
これはなかなか効果的で、自分で買った本の方は手元にあるから安心してしまっているのか最後まで読んでいないものがたくさんあるのですが、今まで図書館から借りた本は全部最後まで読んでいるのです。
それに、長い時間かけて読んだ本は、漫然と読んでしまっていて、記憶もとびとびの記憶であることが多いのですが、図書館で借りてきた本は集中して短期間に読むので、知識の定着率も高いように思います。

自分がどういう立場に立つかを仮定して書く

読んだ本のことをブログに書くということは、他人に対して読んだ本の内容を理解させることができるように書く必要が出てきます。
つまり、読者に対してしっかりと伝わる文章を書く練習になります。また、自分はどういう立場で文章を書けば伝わりやすいかというのも重要になってきます。

今回のこのエントリーは記事を読んでいる方に自分が何かを教える、という優等生的な立場で書いています。参考にしているのは、同じように読者に文章を書くことを教えている「原稿用紙10枚を書く力」の本だったりするわけです。

どうしてもうまく文章が書けない場合、「○○っぽさを演じて書く」というのは、なかなかいい方法なのかもしれませんね。

実はこのブログは、記事ごとに「立場」が微妙に違ったりします。今回は優等生風、レビュー記事を書くときはIT記事のライター風、たわいもない話であれば、ちょっといい加減な感じの人風(笑)とか。これだけいろいろ多種多様なことをエントリーしていると、それぞれにおいて説明しやすい立場というのがあります。小説やゲームなんかでも章によって、一人称になったり、三人称になったり、主人公以外の人の視点から描いたりするじゃないですか。あれは読者に説明しやすいように立場をその時々で変えているわけで、このブログが記事によって微妙に立場が変わっているのも同じような理由な訳です。だから、ここのエントリーを続けて読んでいくとコロコロと立場(=文体)が変わるので気持ち悪いと感じる人もいるかもしれないのですが、まあ、このブログの読者にはA-takという人格に関心がある人がそんなにたくさんいるとは思えないので、今後も自分が書きやすいようにいろんな立場を利用して書いていくつもりではあります(といえども、一つのエントリー内で文体が変わったりしてそうなので、それはせめて統一するようにしようかと思う)。

他にも気になるトピックがたくさんの本

こんな感じで、本に触発されて三つのキーコンセプトを拾い出し、そこから気づいた、図書館と文章力上達とブログの関係について書いてみました。
なんかやたらと書くのに時間がかかりました。
この本の著者は、考えながら書くな、構成を考えてから書けと説いているので、いろいろ考えて文章を書くということ自体はよいことだと思うのですけどね。
他にも引用は引用した部分だけでも読者がおもしろいと思うような引用をしろとか、価値を下げる文章はかかないとか、主張とは新たな気づきを書くこととか、なかなか興味を引くがフレーズがちりばめられていた本でした。
文章がうまくなりたいと思う人は、一度読んでみてはどうでしょうか。

と、ここまでで2104文字。原稿用紙5枚分ですね。10枚は多いなぁ(笑)
ちなみに、今までの記事で既に4068文字、つまり原稿用紙10枚分書いてる記事があった!
我ながらよくもそんなに長いこと書いたなぁ・・・

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5 何より「書く」ことは公共性を意識しなければならない、という姿勢を確かめられて良かったと思います。
4 書き方が具体的に書いてあり、参考になる。
5 書くことは楽しい

 


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