まだ誰も検証していないみたいなので、Apple Music と iTunes Matchをそれぞれ契約して試してみたよ。
はっきりしないiTunes MusicとApple Musicの違い
Apple Musicは定額の音楽聞き放題のサービスですが、Appleのサイトを見ると、Apple Musicはライブラリをクラウドにアップするという説明があります。「それってiTunes Matchと同じ機能をApple Musicも持ってるの?」と思いきや、その後ろには「iTunes MatchとApple Musicはお互いに補完し合うサービス」だとか書いてあって、結局なんのことやらと思った人はいらっしゃるかと思います。
誰か検証してくれるのかなぁと思ったのですが、今の所誰も検証していないっぽいので実際に試して見ました。というか、Apple Musicだけ入った人とかに聞けばいいのかもしれないのですが、周りに誰も居なかったのよね。
自腹で試してみた
新規にApple IDを作ってみました。ごらんの通り何も無い状態です。optionキー押しながらiTunesを起動してライブラリも新規作成して試しています。
普段使っているアカウントはiTunes Matchを契約しています。そこでiTunes Matchに「マッチ」した曲とマッチしなくて「アップロード」した曲のファイルを、新規に作ったApple IDでiTunesにログインしてライブラリに読み込ませました。
しばらく待つとこの通り、マッチしていない曲はiTunes Matchと同じように「アップロード済み」となった。試しにiTunesから削除して再生を実行するとしばらく待った後ストリーミングで再生が始まった。
詳しい情報を見ても所在がiCloudになっている。これってiTunes Matchと完全に同じじゃないか?
一方、iTunes Matchでマッチした曲の方は待機中のままだったのだけど、これはたぶんiTunes Matchでもよくあった、Apple側の処理の問題のように見える。
何が違うのかさっぱり
2曲で試した限りだとiTunes Matchの機能はApple Musicに含まれているようにしか見えません。なにが補完する関係なんだろうか? 聞き放題はいらないけど、ライブラリのクラウド化したい人には月で割ると330円ぐらいになるiTunes Matchの方がお得だ、ニーズに合わせたプランがあってサービスプラン的に補完しあっているよと言いたいのだろうか。
ともかくちょっと試した限りではiTunes Matchの機能はApple Musicに内包されているようなので、iTunes Matchをちょっと前に更新した私としては、ありゃりゃという感じです。
追記
マッチする曲が待機中のままなので、別の曲で試して見たらとんでもないことが起きた。
なぜか手持ちの曲なのに「Apple Music」の扱いになってしまった。いやいや、これちゃんと自分でCDから取り込んだ曲だから! これってApple Musicの契約終わったら聴けなくなっちゃうんだろうか…。
ちなみに曲の詳細を表示するとこうなってる。
種類は「マッチした AAC オーディオファイル」。ふむ。
ローカルからファイル削除すると、今度は種類が「AAC オーディオファイル」になった。へー。
ちなみにApple Musicから落としてきたファイルをみると、「Apple Music AAC オーディオファイル」になってる。一応違うものとして認識されているみたいだな。さきの買った物のはずなのにApple Musicになっているファイルが、契約切れたときに聴けなくなるかは謎。
こちらのサイトでもiTunes MatchとApple Musicは同じ機能を持っていると紹介されていました。
しかし…
Apple MusicのiCloud ミュージックライブラリ取り扱いはiTunes Matchと同じ | iTunes | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
・Apple Music にはバックアップサービスがありません。
このバックアップサービスというのが謎です。そんなのiTunes Matchにあったっけ?
続きはこちら↓ 自分でCDに取り込んだ曲も「Apple Music」になってしまう理由がわかりましたよ!
Apple Music と iTunes Match をそれぞれ契約して違いを確認してみた その2 | A-tak.com