作ったテキストを他のソフトに持っていこうとすると微妙に足りてないOmniOutliner。こいつで作った文章をマークダウンになんとか近い形で変換してみたよ。
目次
ブログ原稿書くのにちょうどいいOmniOutliner
ちょっと前からこの本に影響されてOmniOutlinerを使っています。
OmniOutliner 2
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥3,600
OmniOutliner Pro
カテゴリ: ビジネス
価格: ¥11,800
ツリー構造(階層)で文章を書いていくソフトなんですが、ブログのネタ帳 & 原稿作成ソフトとしてフル活用しています。
私の場合「ブログネタ」というファイルを一つ作って、そこにネタも原稿もまとめてしまっています。ブログ記事を書くときは、ネタのツリーから使う話題のみを持ってきて順番を整理したり「今回の記事にはやっぱり含めないでおこう」というのはネタのツリーに戻したりして書き上げている感じです。
OmniOutlinerでブログ記事を書くメリットはいくつかあるのですが、やはりネタから書きたい内容チョイスして原稿にしあげやすいのと、文章の構造がわかりやすくなることですね。
記事を書いてる最中も書くことをあれこれ思いつくので、今まではそれによって文章がぐちゃぐちゃになったりしていたのですが、今はとりあえずアウトラインに思いついたことは残しておいて、最終的にどこか入れ込めそうなところに入れ込こむようなやりかたも実践しています。
それにタグもそのまま書いてしまって問題ないので、リンクもOmniOutlinerに貼り付けていきます。普通のブログエディタだと文章とHTMLタグが渾然一体となって、後から文章組み替えようとするとタグを変な風にコピーして壊したりしてしまいますが、OmniOutlinerだとタグの羅列も一行に納められて行単位に自由に場所を移動できるので間違いがありません。
OmniOutlinerからブログ記事への整形がものすごく面倒
ブログの原稿書きに便利なOmniOutlinerですが、すごく残念なんですが書いた文章をエクスポートする機能がイケてないんです。
ツリーをそのままコピー&ペーストすると、なぜか70文字目ぐらいで勝手に改行が入ります。改行直すだけでめんどくさくて泣きそうになります。
テキスト形式でエクスポートもできるのですが、階層を表すタブ文字が入ってて邪魔です。
とりあえず、テキストでは出ているので、テキスト整形といえばawkやsed ということで、今回はsedで無理矢理変換してMarkdownに近い形式に変換してみようと思います。
sedコマンドでOmniOutlinerのテキストをマークダウンに変換する
OmniOutlinerで以下のルールで記事を書きます。
- 1階層目は「ブログネタ」というテキスト。
- 2階層目がブログ記事のタイトル(残念ながらタイトルまでは自動で貼り付けられませんが)。
- 3階層目は小見出し。
- 4階層目が本文。
記事として出力したい行のみ表示を展開して、他のツリーはたたんでおきます。
小見出し使いたくない場合はダミーでもいいので3階層目も何か入れて、アップする直前に消してください。
ちなみにこの原稿はOmniOutlinerで見るとこんな感じになっています。
上記のルールで原稿を書いたらメニューの[ファイル] – [書き出す]で「標準テキスト(タブ使用)」で書き出し。エクスポートする先は「デスクトップ」で、ファイル名は「ブログネタ.txt」としておきます。
ターミナルを開いて以下のコマンドを入力します。
ターミナルにマークダウン形式でテキストが表示されますので、ドラッグしてブログのエディタに貼り付けてください。小見出しは「##」で出力しています。
コマンドの説明を軽くすると、
- 「ブログネタ」の行は削除。
- タブ二つ + 「-」の行は「##」に変換(小見出し)
- タブ三つ + 「-」の行は頭のタブとハイフンを削除(本文)
ということをやっています。
いろいろ余計な物も出てますが、そこはコピペするときにうまくやってください。
iPad Proでもデスクトップと変わらない原稿作成環境
あくまで原稿作成のみなので、画像をアップロードしたりはできませんが、ネタから記事に仕上げていく流れはスムーズで一度使いはじめると離れられない感覚です。
あと、OmniOutlinerはiOS版もあってiPad Proにも完全対応。外出先でもMacと変わらない生産性で原稿が書けます。これ、めちゃうれしい。