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Raspberry Pi で LED時計を作ってみた その5 〜 外装を整えるとテンションあがる

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素敵なインテリア

 電気工作は無骨な見た目になってるのをよく目にしますが、外装はちゃんとした方がいい。愛着が湧きます、テンション上がります。

アクリルパネルをプロに加工してもらう

 RaspberryPiで時計を作った – 名前が決めれない(RaspberryPi)

 こちらのサイト見て、「おっ、これ格好いいな」と思ったので、うちもアクリルパネルでケースを作ってみる事にした。

 見た目を整える – 名前が決めれない(RaspberryPi)

 こちらの記事も見て参考にさせていただいたのですが、なかなか加工が大変そうだったのと、Raspberry Piは外に出して拡張しやすい状態にしておきたかったので、LEDパネルだけをどうにかすることにしました。

 今までの記事で作成した状態だとこんな感じです。

 とりあえず繋げた

 基盤剥き出しのいかにも試作品です!って感じですね。

 さきほどのサイトでも紹介されていたアクリルパネル専門店の「はざいや」でアクリルパネルを加工してもらう事にしました。

 アクリル板|アクリル ケース や アクリル加工 専門販売アクリルショップ|はざい屋

 ネットで図面を書いて加工してもらう事も出来るのですが、いろいろ入力するところがあって面倒だった事もあって、京成立石駅にある実店舗に直接伺う事にしました。

 

「はざいや」
「はざいや」

 1階はアクリルのパネルやアクリルのオブジェクト、2階はお得なアクリル素材の端材がグラム売りしてありました。

超手書き
超手書き

 私はこんな感じでiPad Proに手書きで図面を書いて加工してもらいました。最初、穴の場所間違ってしまったので、無駄に2回加工費を払う事に😭

 少し加工費オマケしてもらえましたけどね。上の図面は一応修正後。赤がアクリルパネルですね。緑が穴を空ける場所。

 パネルは店頭でLEDライトで光の透過具合を確認させてもらいながら、結構光を通さないタイプの物を選びました。LEDが点灯していない時はただの黒い板に見えるような感じです。(三菱レイヨンという会社のアクリルパネルで、「グレースモーク」より濃いものだと思うのですが型番とかよくわからない)

追記。これみたいです↓

三菱レイヨン-《アクリライト®》ACRYLITE- | ラインナップ・サイズ表

 厚みは思い切って分厚くしたかったのですが、この色は5mmまでしかないとのこと。もっと分厚くする想定だったのですが、これを前後に挟み込むとそれだけで1cmになるし、LEDパネルも13mm程度なのでこのぐらいの厚さでよかったかなと。

アクリルパネルを取り付ける

これだけで美しい
これだけで美しい

 そして、できたパネルがこれです。さすがプロの技。美しいです。

 左上に見えている白いプラスチックは秋葉原で購入したスペーサー、その下はLEDパネルについてきた磁石付きネジ。一番左下のハンドルネジというのは、PCのケースなんかを止めるネジです。ドライバーを使わずに手でまわして止められる頭の大きいネジですね。いずれもミリネジ(溝がせまいやつ)です。

 LEDパネルの方に何に使うか分かりませんがプラスチックの突起があったので、万能ハサミで切って紙やすりで整えました。

 加工してもらった二枚のアクリルパネルでLEDパネルを挟み込むように配置。四隅に加工で空けてもらった直径6mmのねじ穴にネジとスペーサーを取り付けていきます。

適当にやってもうまくいった
適当にやってもうまくいった

 適当な思いつきでネジとスペーサー用意したけど思いの外バッチリ挟み込めた。スペーサーはやや長かったので5mmぐらい万能ハサミで切った。
 

穴の位置もバッチリ!
穴の位置もバッチリ!

 良い感じで背面の端子にアクセス可能。このLEDパネル、数珠つなぎで複数のパネルを繋げるためにソケットが右側にもあるけど、やりそうもないので穴開けしてない。
 

コードは束ねてもいないけど
コードは束ねてもいないけど

 コードを接続。良い感じに接続できた。

パネル点灯!

ただの黒い板
ただの黒い板

 LEDがついていないとただの黒いパネル。スイッチを入れると…

文字が浮かび上がる
文字が浮かび上がる

 おおー、黒いパネルにLEDの光が浮かび上がる! めちゃくちゃいい感じじゃないか。

パネルで拡散されて「もやっ」と光る
パネルで拡散されて「もやっ」と光る

 パネルによって少しLEDの輪郭がぼやけて映し出されるのが、なかなか良いですね。いやー、このアクリルパネルの色選んで良かった。

ここは見なかった事に
ここは見なかった事に

 背面はこんなごちゃごちゃですが、正面から見るとなかなかインテリアとしてもいい感じの見た目になりました。

 本当はアクリルパネルの角を丸くしてもらうつもりだったけど、手書き図面に書き忘れてたので角張ってます。これはこれでソリッドな感じで結果オーライです。

かかったお値段と時間

 さて、今回の工作で掛かったお値段と時間です。

材料費

品目数量単価金額比率
■Amazon
Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット1¥5,780¥5,78032%
Raspberry Pi 3 model B 専用電源 ACアダプタ(ブラック) 5.1V/2.5A1¥1,680¥1,6809%
I-O DATA microSDHCカード 16GB Class10対応 防水モデル SDカード変換アダプター付 EX-MSDC10/16G1¥980¥9805%
■秋月電子通商通販
RGBフルカラードットマトリクスLEDパネル 16x32ドット1¥3,480¥3,48019%
ブレッドボード・ジャンパー延長ワイヤ(メス-メス) 15cm1¥330¥3302%
送料1¥500¥5003%
■秋月電子通商
超小型スイッチングACアダプタ5V2A(掲示板用)1¥650¥6504%
■はざい屋
アクリル板216×120(二枚)1¥3,031¥3,03117%
加工やり直し1¥932¥9325%
■千石電商
スペーサー1¥324¥3242%
■ツクモ
ハンドルネジ ミリタイプ1¥319¥3192%
合計¥18,006

工具

品目数量単価金額
■秋月電子通商
デジタルマルチテスター1¥700¥700
■タウン・ドイト
万能はさみ コンパクト1¥848¥848
紙やすり1¥98¥98
合計¥1,646

製作時間

 25時間

 うお、結局割と高く付いてますね。1万8千円かかってしまいました。パネルの加工失敗で余計に工賃掛かったのは痛かったですね。

 LaMetricを海外から直輸入したのとあんまり変わらないなぁ😅

 

 今回、初の電気工作で工具もいくつか買いました。万能ハサミは本当に万能で便利。これは一家に一つですね。

 結果、それなりに費用が掛かりましたが、市販品と違って自分で好きにカスタマイズ出来るので、満足です。

 製作に掛かった時間ですが材料の加工や買い出し、調査に掛かった時間も含めてトータル25時間ほどで完成しました。

見た目がいいと愛着が湧く

インテリアとしてもよし
インテリアとしてもよし

 今回、電子工作も初めてでしたが、アクリルパネルを加工してもらったりするのも初めてで、結構手間暇掛かりました。

 ただ、その甲斐もあってイメージしていたよりも良い物ができたので非常に満足です。

 やっぱデザインって大事ですね。

今後の予定

 今後は既に着手中ですが、時計だけじゃ無くて天気なども表示できるようにしていきたいと思っています。

 この時計にはボタンをつけてないので、Homebridge入れてiPhoneのSiriと連携させて声で操作できるようにしたいですね。

 今の所、Homebridgeとの連携は出来て、node.jsでREST APIを作って時計アプリに情報を引き渡せるとこまでは、ざっくりできている所。

 今はHomebridgeからRESTを叩いて、時計アプリの表示を制御するところを作り込んで行ってるところです。

 出来たらまたここで紹介したいと思います。

 

Raspberry Pi で LED時計を作ってみた その6 〜温度湿度を音声操作で表示の触り


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