輪行袋買ったのでクロスバイクで輪行したくて、江ノ島まで行って輪行で帰ってきてみたよ。
目次
輪行とは?
輪行とは自転車を分解して袋に詰め込み電車などの公共機関で移動する事です。
通常であれば自宅から自分が走る事が出来る距離の所までしか自転車で走る事が出来ませんが、輪行であれば東京に住んでいても北海道や果ては海外で自分の自転車で走る事もできます。
また、自宅からであっても帰宅する事を考えて途中で引き返す必要がありますが、輪行ならば帰りの事はあまり考えなくても疲れたら電車で帰ってくる事が出来ます。
つまりは輪行すると自転車での行動範囲が格段に広がるんですね。
神楽坂から江ノ島まで自転車で走る
輪行袋を買ったのでせっかくだからフェリーに乗って遠出して走ってみたいなと思いました。東京でメジャーなところと言うと大島があるそうです。
ところが調べ見ると、やや初心者には厳しそうなんですよね。ジェット船で朝でかけると夕方15時ぐらいには乗り場に戻ってこないといけない。時間に余裕を持たせたければ前泊するか、前日22時出発の船に乗れば朝六時に着くみたいです。
着いてからも大島の見所ポイントに行くとなるとかなりヒルクライムが待っているらしく、まともにヒルクライムしたことない自分としては時間制限も相まって厳しいかと思いました。
次に思いついたのが、自転車で行けるところまで行って帰りを輪行するというやり方。最近は80kmぐらいは走れるので、それぐらいの所でと白羽の矢が立ったのが江ノ島でした。
まずは尾根幹へ
[ゆるポタ] 東京~鎌倉 サイクリングロードでお手軽ライド!
ネットで調べてみるとワイズロードさんの記事がヒット。
記事のタイトルには「ゆるポタ」、つまり緩いポタリング(自転車散歩)とのこと。ロードに乗ってる人の「ゆるい」は初心者にとってまったく緩くないので言葉通りには受け止めてはいけません😀
ルートは西東京稲城市の矢野口駅付近に向かい、南多摩尾根街道で南西へ。次に境川沿いに南東に向かうと藤沢市、江ノ島へ行けるというルートです。
Googleのマイマップで実際に走った経路をなぞってみました。
赤ラインは道路の情報が登録されていないからかGoogleがうまく経路描いてくれなかったところ。手書きで追記した。
まずは神楽坂から矢野口へ20kmの工程。身体があたたまっていないからなのか、いつも出発点に向かう最初の20kmぐらいはキツいんですよね。街中で信号待ちが多いからかなぁ。毎回「今日は目的地まで走破できないかもな」と思います😀
この日は最高気温22度で、この後も終始天気は曇で日差しのキツさが無かったので快適。前回と同じく日焼けを警戒してアームカバーとか付けてたのですが不要だったかもしれないですね。
矢野口から町田街道
矢野口から境川までの16km。さきほどのワイズロードさんのブログでは「適度なアップダウン」といったワードがありますが…いやね、警戒していた通りでこの16kmはアップダウンが多くて正直結構しんどかったです。ガチのロードに乗ってる人はスイスイ登っていくのですが、私のようにゆるめの格好でクロスバイクに乗ってる人は途中で降りたりしてましたね。
坂道の上り方も勉強しなければならないですね。ギアを軽くしてもどんどん失速して、途中からは足も疲れてくるので立ちこぎですね。
大妻女子大の前で一度休憩して、残りは気力でのりきった。
Stravaの記録によると高低差はたかだか120m程度。ヒルクライム挑戦はまだ先だなー。
浜焼市場で「しらす御膳」をいただく
町田街道に出たあたりで丁度お昼時。9時過ぎぐらいに家を出たので、全然先はまだ長いけど既に12時でお昼休憩。
地元では結構有名なお店らしく、中は賑わっていました。
頼んだのは「しらす御膳」。
「釜揚げしらす」に「生しらす」、「しらすの天ぷら」に「しらすの卵とじ」に「しらすの佃煮」、大根サラダにもしらすが入ってる。
相模湾の新鮮なしらすを使っているとのこと。生しらすは初めて食べました。しらす自体をそんなに好きなわけではないのであれだったんですが😀、健康的な食事がとれて良かった。
境川サイクリングロード
お昼を食べたけど既に坂道で足はクタクタ😅。既にここまでで40km走っているのでいつもなら折り返しタイミングです。
Google Mapで距離を測ってみると直線でも江ノ島まで36km。境川沿いに蛇行しながら進むので実際もっと距離はあります(実際は42kmありました)。
坂道でクタクタの状態で果たして走りきれるかという不安も抱えつつ再度走り出します。
境川はてっきりサイクリングロード的な所かと思いきや、しばらくは住宅街の横のただの川沿いの道路。最初この川で合っているのか疑ってしまった。
しかし、しばらくすると左岸側が散歩&サイクリングロードになってきます。ロード乗りの人もちらほら増えてくる。
境川サイクリングロードはやや道幅狭めでそこまでスピードが出せる区間は少ないかなと思いました。
ただ、大きい道路に当たる事も少なく道もわかりやすくて迷子になることは少なかったですね。荒川も江戸川もいきなり大きい道にぶつかって、迂回してたらサイクリングロードを見失う事多かったですから。
そしてついに江ノ島へ
40kmはやはり長かった。
江ノ島まで2時間ちょいでたどり着くかと思いきや足はクタクタでそこまでスピードは出ず、結果3時間半かけて江ノ島に到着!
徐々に日が落ちていく中、周りに何もないサイクリングロードを走って本当にたどり着くかと思いましたが、なんとかなりましたね。
幸いにも坂道で足はクタクタながらも膝も痛くないし、マイペースで走っていたのが功を奏したのかもしれません。
江ノ島から鎌倉へ軽くポタリング
江ノ島は人がごった返していて軽く何か食うにも大変そうだったので、早々に退散。鎌倉まで8km程度を流す事にしました。
途中七里ヶ浜を観光。
曇りがちだった空はすっかり晴れ上がって、これは「夕日を撮れ!」という天からの使命かと思いましたが夕日が落ちるまで30分。ずっと待ってるのも退屈だったので、夕日はスルーして鎌倉に向かう事にしました。あぁ、ちょっと勿体なかったかな。
ちなみに過去に撮った七里ヶ浜の夕日。この時はたまたま運良くマジックアワーの時に通りかかったんだろうな。
ファーストタチゴケ
七里ヶ浜を離れ大渋滞の車に紛れて走ってましたが、疲れから集中力が切れていたんでしょうね。ビンディングシューズ履いているの忘れて足を着こうとしたら靴がペダルから外れず、そのまま転倒😅。ビンディングシューズ履くと一度はやっちゃうという「立ちごけ」ってやつですね。
幸い左側の歩道に倒れることができて歩行者の人に心配はかけましたが車に轢かれる事も無く、身体も特に痛むところもなく無事でした。自転車もたいしたことなかったですね。ここまで無事に来れたのに油断しましたね。
GARDEN HOUSEでディナー
はてさて鎌倉駅についたのが18時半頃。東急ストアの前の駐輪場に自転車を停めトイレをお借りし、うっとおしい長袖アンダーやタイツを脱いでリュックに入れていたシャツに着替えました。
そして鎌倉駅近くで見つけた「GARDEN HOUSE」というお店でディナー。
しゃれたカフェだけど鎌倉のクラフトビールも飲めるということで軽く一杯。あとは輪行で帰るだけですからね😝
涼しかったのでテラス席で。緑に囲まれたテラス席はなかなか落ち着いて良かったですよ。
料理は好みのピンチョス3種と「ガーデン アルト」ビールを注文。ピンチョスはオリーブとナッツとアボカドディップだったかな。
どれもまぁうまい(高いけど)。ビールは黒ビールのようなやや濃い褐色の見た目ながら、割とさっぱりで飲みやすかった。
ピンチョスだけではやや物足りないので「しらすピザ」とアメリカン ペール エール ビールも頼んだ。
しらすピザはジューシーでなかなかこれも旨い。エールはガーデンアルトより少し苦め。これはこれでうまい。
周りはカップルだらけで若い子も彼女連れてこんな高いところで無理してるなぁと思いつつ、優雅にディナーを楽しみましたよ😀
初の輪行で帰宅
たらふく飯も食ったので、あとは電車にのり帰るだけ。
駐輪場に停めていた自転車を引き取って、建物裏の街灯下でサドル下に取り付けていた輪行袋を開いて作業開始。
輪行はこの動画見て2,3度練習していた。
動画を再度見てたらいろいろ間違ってるのに気づいた。後輪挟むのは自分側でスプロケットはフレーム側にするのか。あと前輪のクイックレバーは外さなくてよかったみたい。肩ひものわっかも通し方も違ったわ😀
さて、この日はとても涼しかったけど、作業しているとそれなりに汗かく。夏場とか汗だくになっちゃうかもね。
動画だと軍手など不要とのことだったけど、自分の場合何回やっても手が汚れてしまったので軍手装着して作業した。
Googleのタイムラインによるとどうやら自転車引き取って作業場所探して作業終わるまで1時間掛かっていたらしい😅
急いでいるときはこれだとマズいね。もっと慣れなきゃ。
初の輪行無事完了!
日曜の夜九時過ぎと言う事で電車は空いていてドア横のスペースに自転車を置いて座って神楽坂まで帰れました。
家に帰り着いたのは夜の11時で朝からフル活動といった感じでしたね😀
身体の痛みはあまりない
今回、全行程95kmという100kmに近い長距離をライドしましたが、いつもは痛くなる膝の痛みがまったく出ませんでした。
最近、休みの度に80km超のライドばかりしているので身体が慣れてきたのか、ビンディングシューズを使って効率良く走れるようになったからなのか理由はわかりませんが。
足全体がだるい
膝は痛くないですが、足全体的に疲労している感が半端ないです。ビンディングシューズで今まで使ってなかった足の筋肉を使うようになったからなのか、坂道で筋力を使ったからなのかのどちらかでしょう。
超手首が痛い
今回、やけに手首が痛いです。腕に力入れすぎなんでしょうね。時折ハンドルの側面を握って負担を和らげるようにしてましたが、バーエンドバーとか導入しようかな。
バーエンドバーはハンドルの横に角のように伸びたバーをつけるクロスバイクのアクセサリです。ロードバイクのように縦持ちになるので腕の負担が少ないとか。
輪行袋が持ちづらい
どうも輪行袋が持ち運びしづらい。そんなに身長高いわけでもないからかもしれないけど、デカすぎて取り回しが大変だし歩きづらい。
さっきの動画再度見てきづいたけど、身長低い人は横に倒して持つとよいみたい。動画の人の身長わからないけど、全然袋の位置が違うんだよな。紐が長すぎるのか?
いつのまにかタイヤとめていた紐もほどけてるし、何かうまい方法見つけなきゃね。
サイクリングキャップの効果はいまだ不明
前回、サイクリングキャップ買ったけど失敗したかもしれないと言う事を書きました。
江戸川サイクリングロードでハンドルバッグの便利さを実感
で、さっそく帰る時に被ってみたんですが、ちょっと失敗だったかなと思ってます。 というのもこのキャップ、ツバの部分がゴムなのです。ゴムなのでクシャクシャとたたんでしまえばコンパクトになるというのがウリのようなのですが、水分をまったく吸わないのでツバの先端まで汗が滑っていってボタボタと目の前に落ちてきます。それも結構な勢いで
あいにくこの日は一日曇り空であまり汗をかきませんでした。よって次回に持ち越し確認かなというところです。
ただ、やっぱり被ると暑苦しくてヘルメットの穴から届いているであろう風を感じられません。そのままメット被った方がやっぱりいい気がしています。
リュックがつらくなってきた
これだけ長距離になってくるとリュック背負っているのがややつらくなってきます。
周りのローディーを見てもリュックを背負っている人はほとんどいません。背負っているのはクロスバイク乗りとかガチではない人たちばかり。
輪行するときも輪行袋とさらにリュック背負って、さらにフロントバッグも背負ってたので大変でした。
とはいえ、タオルや着替えを入れるとなるとしょうがないような気もしていますが。
早朝にでかけるべき
今回朝の9時半頃に出発しましたが、できればもっと早い時間の方が良いと思いました。
今回、90km走って鎌倉に行きましたが昼休憩などはしたものの夕方5時。この時間だと観光するにもお店なんかは閉まってます。
仮に6時に出発すれば昼の二時には目的地に着いているのでだいぶ違うでしょうね。
次はどこにいこうかな
遠いから無理と思っていた鎌倉ですが輪行のおかげで行く事が出来ました。
今度は荒川サイクリングロードをいけるところまで北上して輪行して帰ってこようかな。