さんざんシミュレーションした後でこんなこと言うのもなんだけど、まだ液晶テレビって高いね。
ちょっと予想より高いんでびっくりしたよ。
倍速表示のフルスペックハイビジョン機種は高い
高いというのは、自分が必須と思っている機能を持つ機種が高いと言うこと。
必須なのは、倍速表示(120コマ表示)とフルスペックハイビジョン。
まだ、いろいろ調べていないんですが、どうやら、倍速表示という技術は最近出来たらしく、そもそも搭載している機種が少ない。
しかもフルスペックハイビジョンに対応しているのとなると、冒頭の画像の「アクオス LC-42RX1W 」ぐらいしかないみたい。
で、その価格、現在42V型で289,800円・・・。
下の写真の東芝レグザ42Z2000は同じ42型で20万ぐらい。
ほぼ10万近くの差がある。最高級機種らしいので、それぐらいの価格差はあるんだろうけど、これはちとしんどいなと。
だいたい、30万もテレビに出して、10年使えるとしたら、一年に3万、月に1,666円ですよ。
まぁ、そんなこと言ったら、なんも買えないんですけどね。
毎月の携帯のパケット定額外せば(もう外してるけど)、やらないゲームの一本でも買わなけりゃ、1,666円なんてすぐに捻出できるか。
とは言っても、他の機種と比べた時の割高感がちょっとなぁ。しかも、37V型じゃないし。
店員さんが言うには団塊の世代とかをターゲットにした高級志向のシリーズらしい。なるほどね。
倍速とフルスペックハイビジョンにこだわる理由
やはり、液晶のスケーリング処理をあまり信用していないのと、液晶特有の残像を気にしているから。
パソコンのモニタをCRTから液晶に変えたときに、一番がっかりだったのが、ゲームをやったときに、極端に画面がガタガタに表示されてしまうことだった。
特に文字部分が読みづらくなる。ちょうどそのとき空の軌跡というFALCOMのゲームをやっていて、途中から液晶で続きをプレイし始めたので、気になって仕方がなかった。
途中からこのゲームは「元々こういう表示なんだ」と思うようにして慣れたのだけど、やっぱりぼやけたような表示は気に入らなかった。
通常の解像度で写真とかを見ると、とてもきれいなんだけどね、液晶。
あと、CRTから液晶に切り替えてゲームやりはじめてから、やたらと目が疲れるようになった。
たぶんこれは残像の影響なんでしょうね。
正直、自分で画面を動かしてみても、残像に気づくことはない。
でも、目は確かに疲れを感じている。画面の明るさなども、気を遣って調整したので、後は残像が原因かと。
まぁ、今回は解像度が全然違うし、パソコンのモニタのように近くで見るわけではないし、技術も当時に比べると相当進化していると思うので、そこまで顕著な差はないのかもしれないけど、ちょっと気にしている。
実際店頭で見比べた感じは
フルスペックと従来のハイビジョンに関しては、登場人物の名前が白文字でテロップ表示された時のみ、違いがわかった。
やはり従来のハイビジョンは若干文字が、ガタついている。
ただ、正直それ以外の所では違いがわからなかった。
テレビ局が撮影に使っているカメラ自体の解像度が実はフルスペックハイビジョンの1920*1028ではないというのを、どっかでみたので、そのせいかもしれない。
離れてみれば気づかない差なのかもしれないですけどね。あと、俺みたいに視力が悪い人は本当はどっちでもいいのかも(笑)
残像に関しては、やはり白い文字が動き回っているデモなんかでは、120コマ再生が利いていて、まったく残像なしで表示できていた。
ゲームなんかは、文字がスクロールしていくような表現って結構あるから、これは重要な気がする。
ただ、普通の映像では、まったくもって違いがわからない。
まぁ、この気づかないぐらいの残像が、目の疲れ方に影響してそうな気がするので、少しでも残像が抑えられる技術というのは大事なのかも。
ただ、本来60コマの映像をテレビが勝手に想像して間を補完しているので、それが常に有効に働くかは、使ってみないとわからない気がする。
価格.comのレビューでは120コマでも残像は出る、とのレビューも見かけた。
やはり、常に効果的に働くかは微妙かも。
残像に関しては液晶を選んだ時点であきらめないといけないのかもしれないな。
プラズマにするとか次世代のSEDディスプレイを待つとかね。
SEDはいつでるかわからないけどね。
そもそも、この120コマの補完作業で、映像の表示が遅れたりはしないのだろうか。
次のフレームを「予測する」とあるので、違うとは思うけど、もし次のフレームを読み取って間をつなげて表示するような補完ならば、ゲームのようなリアルタイム性が要求されるような使い方には向いていないように思う。
どういう仕組みで動いているんでしょうかね。
さて、どうしたものか
今のところ条件を満たす機種はアクオスの最上級機種しかない。
自分は、最上位機種というのものは価格が割高に設定してあると思っているので、なるべく買わないようにしている。
実際、ちょっと高すぎるし。
たしかに1:3000のコントラスト比というだけあって、絵は他の液晶と比較してきれいだったけどね。
ふと、倍速液晶をいち早く出したビクターのページを見たら、47V型のフルスペックハイビジョン倍速液晶は今月、37V型は8月に発売予定との情報が。
いったいどれぐらいの価格で出るかはまったく不明だが、しばらく待ってみるのも手かもしれない。
もっと待って秋モデルまで待てば、すべてのメーカーから倍速パネル搭載モデルが出るだろうしね。
いつもの自分のパターンだと、ここまで情報収集してれば、もう明日にでも買ってるところだけど、液晶テレビばっかりは、今使っているブラウン管テレビに比べてメリットだけではなくてデメリットも結構あるので、いろいろ考えてしまいますね。SEDを心待ちにしている人が多いのもよくわかる(笑)
とはいいつつ、来週には倍速は捨てて普通のフルスペックハイビジョンを買ってるかもしれませんけどね(笑)