出張の帰りに会社のレッツノートの液晶が急に画面に映らなくなって、4年ぐらい前のメモリ1.5GBのVista激遅マシンだったので新しいPCにしたいなと思っていたら「Macにしなよ」と勧められて、最初冗談かと思ったら、既に他にも何台か会社で買ってると言うことで、私も会社PCをMacBook Air13インチにしてもらいました。いえい。
目次
まずはどんなことをやってるかから
Macで仕事できるって人はデザイナーとかWebの開発だけやってる人だけというのが未だに世間一般の認識だと思うのですが、最近は仮想環境とかうまく使うと、そうでもない人でも普通に仕事に使えるんじゃないかなと思ってます。
ちなみに、自分はソフトウェア開発のPM業務から、時には開発やインフラの設定・調査まがいのこともやったりしているので、Microsoft Projectは手放せないし、Officeで設計書やら時には提案書作ったり、ターミナル立ち上げてリモートでサーバーメンテもやったり、Astahで設計まとめたり、Ecipseでたまにはソースも読まざる得なかったり、OracleもGUIツール使ってデータみたりするし、IEでしか動かないWebアプリもあるから、IE使うし、メールは効率よく処理しないと貯まる一方なんて境遇の人です。
せっかくならMac OSで動かしたいよね
会社ではBoot CampでWindowsとして使うような想定だったみたいですけど、それだとあまりMacである意味が無いので、Parallels Desktop 7 for Macを入れて、その仮想マシン上にWindows 7を入れてみることにしました。
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Amazonからパッケージで買うと、1万ちょいしますけど、円高の今だとパラレルスの英語サイト(上の日本の旗の所をUSAに切り替える)からダウンロード版が$79.99なので、85円換算だと、6,800円ぐらいで買えますね。
と思ったらVectorでも今安い。
期間限定6,800円。
MacやWindows OSを一緒に買うと優待版価格で買えるらしいので、今から買う人はそっちの方がオトクですね。
とりあえず、今は14日間の試用版で使ってます。
ParallelsにWindows 7 Professionalを入れたのですが、インストールは結構時間がかかった感じでしたが、実際のOSの動作自体は予想よりもかなり軽快。
やはりSSDは異常に早い。
うちの2010年型 8GBメモリのCore i 7 iMacより仮想マシンの起動が速い。
iMacでWindows7起動すると、ディスクをかなりガリガリアクセスしたあげくやっと起動する感じなんで、SSDだとこのあたりがかなり早くなっていると思われる。
初代SSD メモリ2GBのMacBook Airの方がアプリの起動とかはiMacより早かったので、なんとなく予想はしてたけど、会社で買ったMacBook Airは4GBでCore i 5なので、さらに快適になっている。
やはり、PCの体感速度上げるにはストレージの速度を上げるのが一番だと実感。
これで15万しないぐらいだから、レッツノートのいいやつ買うより、絶対こっちの方がいい。
ディスクも256GBあれば、十分。
仮想環境用のOSを別途買わないといけないというのはあるけどね。
Parallels Desktop 7 for Macのシームレス具合がすごい
開発出身の自分としては、仮想環境というとメインの業務環境に悪影響与えないように隔離された別の検証環境を作るというイメージのものだったので、Parallelsのシームレスに仮想環境を使えるというのは、やりすぎなんじゃないの?ってちょっと思ってた。
ただ、Mac環境でWindowsを動かすという目的からすると、それはMacで対応できない部分をWindowsでフォローするという所なので、シームレスというのはすごく大事。
ParallelsにはCoherence(コヒーレンス)モードというのがあって、普通の仮想環境のように一つのウィンドウ内にWindowsが表示されるような形では無くて、Windowsの一つのウィンドウがMacの一つのウィンドウのように表示されるモードがある。
Macのアプリのようにしてウィンドウズアプリが動かせる。
Macから普通にドラッグアンドドロップも出来る。
ParallelsでWindowsをインストールすると、デフォルトでホームフォルダが共有される。
Macの書類フォルダが、Windowsのドキュメントフォルダとして見えるということ。
写真とかも一緒。
通常の仮想環境だと、このファイルを仮想環境にいったんSCPでアップして・・・なんて考えるけど、そんなの意識せずに普通にドキュメントフォルダに保存するだけで共有できるのはものすごく便利。
お互いのOSでそれぞれに同じファイル保持して無駄に容量消費しないしね。
Excelファイルを仮想環境のExcelで開く
WindowsのEXEをFinderで実行すると、仮想環境で自動的に起動する。
メールに添付されている自己解凍型ファイルも問題なく開ける。
Excelとかも同様で、仮想環境にWindows版のOfficeを入れていると、そっちで開くようにできる。
たぶん、最初はMacのプレビューとかで開くようになっているので、Excelファイルを cmd + Iでファイルの情報を表示させて、「このアプリケーションで開く」としてExcelを選ぶ。
仮想環境のアプリはアイコンに赤い縦棒が二本入ったアイコンとして表示されるので、それを選ぶ。
で、「すべて変更」のボタンを押すと同じ拡張子のファイルはすべてExcelに紐づけられる。
たまにある保存に失敗するアプリの対策
Prallels使うとシームレスに仮想環境とMacを使うことが出来るけど、たまに仮想環境のアプリで保存時にエラーになるソフトがある。これはドキュメントフォルダをMacと共有すると、ドキュメントやダウンロードなどのフォルダが、Windowsからみたときにネットワーク上のドライブ(UNC表記のパス。¥¥psf¥Downloadsみたいな感じ)として見えるようになっているためだったりする。
こういうソフトのために、仮想マシンのディスク上にも作業用のフォルダを作っておいて、そちらに一旦保存して、必要に応じて仮想環境のエクスプローラーからMacのデスクトップにでも移動するようにしておくといい。
自分の場合、一部の自己解凍型の圧縮ファイルがエラーになるので、Cドライブの直下にtmpフォルダ作って、エクスプローラーのサイドバーにショートカットを設置してすぐアクセスできるようにしている。
Windowsのエクスプローラーを使いたくないならば、Mac側から仮想環境のドライブにアクセスできるようにしておくといい。
Finder開いて、command + 「,」で環境設定を開き「接続中のサーバー」にチェックすると、デスクトップに仮想環境のドライブが表示される。
いっそのこと、仮想環境のテンポラリーのエイリアス作って、Finderのサイドバーに入れとくといいかも。
こうしとけば・・・
メーラーで自己解凍型の圧縮ファイルを受信
↓
添付ファイルの保存先を仮想環境のテンポラリーに保存。
↓
Finderから自己解凍ファイル実行
↓
だいたいこの手のソフトはデフォルトの解凍先が保存した場所と同じなるソフトが多いので、そのまま解凍。
仮想環境ローカルのディスクなのでエラーにならずに解凍できる。
みたいな流れにできる。
ちょっとした工夫です。
あと、ディスクイメージをMacでマウントしてWindows側でそれ使ってアプリインストールしようとしたけどエラーで出来ないこともあった。たぶん、Windows側で仮想ドライブソフトを入れてマウントすればいけるんじゃないかと思う。
それでも駄目だったら仮想環境のディスクにイメージをコピーしてマウントすればいいと思う。
あと、仮想環境に1.5GB割り当てぐらいだとスワップが発生しまくって遅いんじゃ無いかと心配する人もいるかもしれないけど、SSDのスワップ待避が早すぎてメモリがちょっぐらいたりなくても問題なかったりする。
15MBぐらいの巨大なパワーポイント開いても特に問題なし。
仮想環境のOffice 2007でWordとかExcelとかで作業しているけど、特に不自由していない。
元がボロの激遅いマシンだったというのもあるかもしれないけどね。
さてはて、尻切れとんぼな感じですが、また続き書きます。