楽天の電子書籍リーダー「kobo glo(ブルームーン)」が来ました!
iOS版のkoboアプリがリリースされてiPadで使っているうちに、「koboって評判よりはよくできてるんじゃないの?」と興味が出てきまして、前々から電子ペーパー端末が気になっていたこともあって「kobo glo(コボ グロー)」を買ってみました。
電源消しても表示が消えない
楽天だとポイント10倍でさらに1000ポイント貰えるらしいので、楽天で頼みました。
ヨドバシなどで店頭売りもしているみたいですね。
色はブルームーンにしました。
冒頭の画像の色です。MacBook Pro with Retina displayで見た目と同じ色になるようにして貼り付けてみました。サイトなんかで見ると真っ青ですが、実物は少し黄色みがかっているような色です(普通の蛍光灯の下でみた色です)。
表は白です。
[追記] やっぱり照明の影響で黄色く見えてるみたいです。水色っぽい青ですね。
箱を開けると最初から電源入ってる!
・・・と言うわけではありません。
電子ペーパー端末は電源入ってなくても表示を維持できるんです。
正に帯電した白色顔料と負に帯電した黒色顔料を電圧かけて動かすことで画像を表示するようになっているらしい。
なんだかすごい。
PCなくてもセットアップできるようですが、自分はMacにkobo Desktopを入れてセットアップしました。
USBケーブル指して、画面の指示通りにやるだけ。特に引っかかるところはありませんでした。
しかし、初回は今まで購入した本をすべてkoboに入れようとするので結構時間がかかりました。既に読み終わった本とか入れなくてもいいのに・・・。
手頃なサイズ
最初に手で持っている写真を貼っていますが、片手で余裕で持てるサイズです。
いいですね、このサイズ。
タバコを辞めたのでサイズ比較のためだけに存在するライター。
小さいです。
そして、重さも185g。
今まで電子書籍リーダーとして使っていたiPad 3世代目は652g。
iPadは画面の綺麗さは凄いんだけど、片手ではしんどくて。
iPad miniですら308g。軽いっていいなぁ。
見やすさはどうか?
一番心配だったのは見やすさ。
iPad 3世代目はRetina Displayでドットなんてわからないほどの解像度。
これに慣れるとiPad miniも時々ドットの荒さが気になったりしていたので、果たしてどうだろうかと。
結論から言うとkoboストアでダウンロードした小説など文字主体のコンテンツはまったく気にならない。
ちょっとカメラのフォーカスが合ってなくてぼやけている所もあるけど、実際はくっきりはっきり。ルビも普通に読める。
解像度はiPad miniと同じで768 × 1024みたいですが、文字を読むという点では十分な解像度だと思いました。レティナじゃなくてもいいですね。
E-inkの特性だと思うけど時々文字の輪郭が擦れたような表示になる場合があるけど、紙っぽくて自分は逆に好き。
何回か表示を繰り返すと前のページの状態が少し残像のように残るようで、何ページかめくると画面全体が白黒反転してリフレッシュされますね。そうすると擦れみたいなのも回復する。まぁ、これも全然気にならないですけどね。
気になる人がいるとは思えないけど、設定からリフレッシュ間隔を1〜6ページ毎に指定できます。最初は6ページです。
あと電子ペーパー端末は液晶のように光が発せられて目に飛び込んで来ないので、目が疲れにくいらしい。確かに紙には劣るけど、自然に部屋の光が反射して来ているようでギラギラ感が無く疲れない気がする。
キンドルvsコボ、目が疲れにくい電子書籍端末はどっち :日本経済新聞
特に昼間の明るい所で読みやすい。
液晶だと明るい所だと返って見づらかったりするけど、kobo gloは紙のように周りの光を反射して目に光が届く仕組みなので、明るい所の方が読みやすい。
koboでは好きな小説とかビジネス書を読むのに使うつもりだったので、満足ですね。
漫画も普通に読めるけど雑誌は厳しい
漫画も普通に読めます。カラーは白黒になっちゃうけど、普通に吹き出しとかも読めるし、トーンもOK。
二次利用OKのブラックジャックによろしくの出番です。
こんな感じで相変わらず私の写真のフォーカスがおかしいけど、普通に読めます。
さすがに見開きは対応してないですけどね。
一方、雑誌は読めなくは無いけど厳しいですね。
そもそもサイズが小さいし写真も白黒だし、これは普通にiPad3世代目で読もうかと思います。
カラー対応のE-inkが早く一般化すれば、雑誌辺りも電子ペーパー端末で読むようになるでしょうね。
全然話し逸れますが、電子ペーパー端末って、表示が大昔のワープロ専用機を彷彿させますね(笑)
シンプルな罫線で描かれるメニュー表示とか白黒だったりとか画面書き換えの様子がわかったりするところとか。
私の場合これにチープさを感じてしまって、なかなか電子ペーパー端末を買う気がしませんでした。今の人たちは、昔のワープロ専用機なんて知らないから、抵抗ないのかもしれない。
ベッドでの読書にも対応
kobo gloは暗いところでも読めるようにフロントライトがついています。
明るさ最小にすればベッドに入りながらの読書に最適な明るさになります。
せっかく液晶のように光を発しない端末を使っているのにライト着けたらあまり意味が無い気がしないでもないですが、便利は便利です。
iPadでも明るさを最小にすると、そこまでまぶしくはないですが、やっぱり目に負担がかかっている感はありました。それはkoboだとないですね。
パネルのさわり心地がいい
たぶん、わざとだと思いますがパネルが少しザラザラしていてスワイプでページをめくったときの感触がいいです。シャッって音がします。紙をめくっている感覚に少しでも近づけようとしているのかな。
これはiPadより優れているなぁと思います。
自炊本の閲覧はどうか
データの作り方次第ではもう少し改善できそうですが、iPadの方が読みやすかったです。
コントラストとかその辺りを調整すればなんとかなりそうなんだけどなぁ。
文字が小さめの本とかはちょっと読みづらさを感じる物がある。
漫画もサイズ合わせたりつもりだけど、なんとなくもやっと表示される。
満足できるレベルではあるけど、iPadの方がそつなく表示できる。
[追記]
自炊本の解像度が間違ってました。
768×1024でつくっていましたが、実際は758×1024で作らないとだめだそうです。
もやっとした表示がだいぶ改善されました。
[追記終わり]
速度的な所は心配していたけれど全然問題ない。
今のところ30冊ぐらい入れているけど、自炊本の表示に限らず全体的なスピードは、ややもっさりかなぐらいで、読書という性質から考えるとまったく気にならないのではないかと思う。
リファレンス的なものをぶっ込んで必要な時に参照するとなると気になるかもしれないけどね。
まとめ
総じて満足度は高いです。
このサイズ、重量、液晶のようにまぶしくない、電池も保つというのがいいですね。
電車で普通につり革に掴まりながら本を読める。
重量級のタブレットでは無理でした。
これで積ん読状態の本が少しでも消化できるかと思うと、買って良かったかなという感じです。
・・・と、いつのまにか海外ではkobo auro HDという新機種が出ているようです。
kobo aura HDレビュー (1/2) – ITmedia eBook USER
解像度が1440 × 1080ということで解像度が上がっているけど、サイズも6.8インチと大きくなっている。
それなら雑誌向けにいいかも!と思ったけど、白黒だしなぁということで、私には使いどころがよくわからない端末でした。kobo glo購入は、はやまった行動だったかと思いましたよ(笑)
さて、kobo glo。
標準でパスワードロックがないなどの問題があるけど、これはカスタムファームを入れることで解決したので、今のところ満足しています。