というわけで、一ヶ月前ぐらいからスマートロックのSESAME mini(セサミミニ)を使いはじめたので、その感想を書いてみます。
目次
SESAME miniとは何か?
一言で言うと低価格のスマートロックです。
スマートロックというのはスマホで家の鍵の開け閉めができるものでIoT(Internet of Things)製品の一つになります。
SESAME miniはWi-Fiモジュール付きで15,360円ということで他のスマートロックよりはややお手頃な価格になっています。
詳しくは公式サイトやmakuakeの説明をどうぞ。
セサミ スマートロック | CANDY HOUSE, Inc. JAPAN
鍵の必要ない世界を。アプリで鍵を管理!スマートロックSESAME セサミmini | Makuake(マクアケ)
残念ながら現在はmakuakeのクラウドファンディングは終了しており一般販売を待つしかありません。2019年2月24日現在Amazonで売られているのは一世代前のSesameです。
取り付けはWebのマニュアル必見
去年の八月末にmakuakeで支援して今年の1月末頃に到着しました。
開けるとセサミミニ本体とドアへの取り付け金具が入っています。
Wi-FiモジュールはUSBでの電源共有なのでこんな感じでコンセントに挿す場合は変換が必要です。
セサミミニの裏側はこのようにドアのロックをつまむような部品がついていますが、そのままでは形状が違いすぎて後ろにあるうちのドアのロックにははまりません。
説明書には特に説明がないので以下のセサミミニのブログをみましょう。ドアの種類毎に調整方法か書いてあります。
上のブログにも書いてありますが、ネジを何カ所か外して後ろの部品の高さを調整する必要があります。
うちの場合はこんな感じで最大に広げると丁度良い収まりでした。
ドアへの取り付けは両面テープです。ドアの塗装が弱いので塗装ごと剥がれないかやや心配でしたが、両面テープがかなり強力でしっかり固定されているので今の所は大丈夫そうです。
ドアノブとセサミが近すぎてノブが回しにくくなりました😢
まぁ、ノブを下から持って回しても問題ないし慣れるとそう気にならないのでたいしたことではないです。
動かしてみた
スマホにアプリを入れてセサミに名前をつけてあげて😆、鍵のつまみがどの位置にあるかを学習させるとスマホから操作できます。
セサミって鍵を回すモーターだけではなく、鍵のつまみ位置をセンサーで検知する仕組みがあるんですね。たしかにそれがないと鍵が閉まっているか開いているかわからないですもんね。
実際にスマホから操作したらこんな感じになります↓
まるでオートロックのドアの様にモーターがチュイーンと動いて鍵を開け閉めしてくれます。
手ぶら解錠はいかほどか!?
スマホで鍵を開け閉めできるだけでは鍵取り出して開け閉めするのとそんなにかわらないですよね。
セサミには普通の鍵にない機能として「手ぶら解錠機能」というものがあります。これは、外出から戻ってドアの前に着くと自動でドアの鍵を開けてくれるというものです。
さらにセサミは鍵を開けた後に指定した秒数経過後に自動でロックしてくれる「オートロック機能」もあります。
この二つの機能を使うと鍵もスマホも取り出さずにドアの鍵を自動で制御できるのです😎
出かけるときはセサミのつまみをひねって解錠(ここは手動)して外へ出るとオートロックで自動施錠、外出から帰ってきてドアの前に立つと自動でドアが開くので入室、そしてまたオートロックで施錠…という感じで鍵もスマホも取り出さず鍵を開けたり閉めたりできます。すごい😲
…すごいんですが、この手ぶら解錠はドアの前に来てセサミのBluetoothに接続されたことを検知して鍵が開く仕組みの為、なかなか接続が検知されずドアの前で待ちぼうけ食らうことがよくあります。
早いときはマンションの階段登っているうちに反応してオートロックで閉まるギリギリで家に入れるみたいな時も希にありますが、だいたいはドアの前で10秒程度は待たされる事が多いです。
10秒あったらスマホのロック解除して開けちゃうかな😓
とはいえ、それでも便利です。
私はポケットにあまり物を突っ込みたくないタイプなので背中に背負った「かわるビジネスリュック」の中に家の鍵を入れています。そうするとリュックから鍵を取り出すには一度両手の荷物を床においてリュックも下ろす必要があるので、全然スマホを取り出して操作する方が遙かに楽なので非常に便利になったと感じています。冬場だと手袋もしてるしね。
Wi-Fiモジュールは保険としてあったがいい
一度だけしばらくドアの前で待っててもスマホがセサミにBluetoothで繋がらなかったことがあったんですね。
15秒ぐらい待ってても駄目でスマホ取り出して解錠操作をしたのですが、こういう場合ってWi-Fiモジュール経由でインターネットから解錠しているわけです。
そういう意味では保険的な意味合いでもWi-Fiモジュールは合わせて用意しておいた方がいいかもしれませんね。
電池切れたらどうしようもない
「もう鍵は必要ありません」みたいな売られ方をしていますが、確かにそうなんだけど大丈夫か?と思ってます。
というのもセサミの充電やスマホの充電切れたりセサミがドアから剥がれ落ちてしまったら鍵を開けることができません。
セサミの充電が切れそうになるとスマホに通知が来るらしいけど、意外とやっちゃいそうなのがスマホのバッテリーが切れるパターン。ちょっと遠出して、モバイルバッテリーも持っていってなくてバッテリーギリギリでドキドキしたこと何度かあります。これで鍵を持たずに出かけていたら家に入れなくなるでしょう。
セサミがドアから剥がれ落ちるという心配もあります。今の所、両面テープが強くて剥がれる気配はないですが、時間経過と共に劣化する可能性はあります。解錠して力が掛かったときにドアからセサミが外れたら目も当てられないですね。
今の所はないですがなんらかの理由でセサミにスマホが接続できない問題が起きた場合もアウトです。
とはいえ、最近は結構セサミを信用しきっていて鞄を持たないときは鍵も持っていかない場合が増えてますが、なるべく鍵は持ち歩いた方がいいでしょうね。
電池が特殊
セサミの電池はCR123Aという型で特殊というか昔のカメラ用の電池です。コンビニに売ってあるかな?
Amazonにはありました。
セサミの上部のフタを外すと交換できます。
まぁ電池切れたら普通の鍵で開けることもできるので、新しい電池を調達するまでは鍵を持ち歩けばいいんですけどね。
結局便利なのか?
オートロックになったのはとても便利。出かけるときに鞄をごそごそして鍵閉めなくていいのは楽。
スマホ持たずに出かけて閉め出されない様にしないといけないけど、今の所は出るときにセサミ本体を目にするので忘れたことはないです。
オート解錠は先に書いた様にやや微妙。でも手が埋まっているときは本当に助かる。スマホ本体を3回叩いてロック解除する機能もあるけど、ズボンのポケットにスマホ入れてると誤検知する場合が多いのが微妙。それでたまにドア開いてるし。GPSと連動していて家の近くにならないと発動しないんだけど予想より早くドアが開いてしまって、オートロックで閉まっちゃう場合がある。こうなると手動で解除しないといけない。
家族で住んでいる人は鍵の開け閉めが履歴で見ることができるので、子供がいつ帰ってきたかとか知ることができて安心かもしれない。あと民泊とか共同スペースを貸し出している人とかは、ゲストのスマホを鍵に使えるので鍵の受け渡しが不要になって楽かも。合鍵だと紛失したら鍵を取り替えないといけないしね。
手ぶら解錠に過剰期待しないならお勧め
前にも書いた様に手ぶら解錠は完璧ではないのだけど、オートロックはやっぱり便利。
あと家の鍵を複数人で共有している人ならおすすめですね。植木鉢の下に鍵を隠したりしてるんだったらセサミにした方がいいですよ。
Wi-Fiモジュールで外出先から鍵の開け閉めできるのも場合によっては便利かも。留守中に知人から何かを返してもらうとか、電話もらって鍵開けて部屋の中においてもらえばいいし。
たまに親が上京してくる時があるけど平日だと仕事中だったりするので、そういう時も電話もらって鍵を開けてあげたりできて便利かもなーと思った。
彼女に合鍵代わりにゲスト権限渡すのもありだな。まず彼女いないけど😀