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SynologyのNASでやっと理想のデータバックアップができるようになった

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幾年月を超えてバックアップ難民から抜け出すことが出来ました。

前回の記事

Windows民はバックアップどうしてるの?

いや、ほんとみんなどうしてるの?

Macをメインで使っていたときはOS標準のTime Machineというバックアップの仕組みを使っていました。

これが理にかなった動きをしてまして、直近は1時間毎のバックアップ、あと日付毎のバックアップが過去1ヶ月、その後は一週間毎のバックアップが残っていくようになってます。1時間毎のバックアップをずっと過去何ヶ月も保持するとバックアップの容量が膨大になりますが、古い物はうまいこと間引いて容量削減してくれるわけですね。めっちゃ賢い。

あと重要なのは過去のある時点でのデータを取り出せるという所ですね。

うっかり変なデータを上書きしてしまったという場合は1時間前のデータから復元できるし、それが数日後に気づいたとしても、データをおかしくした時点まで遡ればよいわけです。

Windowsでもこれをやりたいのですが、ちょうど良い仕組みがないんですよ。

一応、「ファイルの履歴」という「いにしえ」から存在する機能はあるんですよ。

ただ、こいつがバックアップとしてはまったく信用できなくて、たぶんずっと昔からなので今も変わってないと思うけど、長いファイル名があったり、他にも特定のフォルダ名がNGとか、そういうのでバックアップが失敗する上に、特に通知とかも出てこないんですね。だからうっかり長いファイル名作ってると知らないうちにバックアップ取らないようになっていて、いざ復元しようと思ってもできなくて泣く羽目に…。

直近ではFreeFileSyncというオープンソースのアプリをバッチで1時間に一回動かしていました。

これだとさっきのような問題はないんですが、過去のファイルの履歴が「元のファイル名 + 日付」という名前で残るようにしかできないので、復元の時に1ファイルずつ自分でリネームして戻していくしかありませんでした。

Synology Active Backup for Businessで解決

今回、SynologyのDS923+を使いはじめたのですが、Synologyが無償で提供するActive Backup for BusinessでまさにMacのTime Machineと同じ事がWindowsでもできるようになりました。ここ数年ずっと困っていた問題がこれで解決です。

仕組みとしてはSynologyのNAS側にActive Backup for Businessをインストールして、PCにはそのクライアントソフトをインストールすることでSynologのNASにデータがバックアップされるようになります。復元もTime Machineのように「いつの時点」のデータを復元するとか、特定のファイルやフォルダのみを復元するとかができます。完璧。

for Businessの名にもあるようにビジネス向けの機能なので、サーバーから一括管理する思想で作られていてバックアップの頻度やどのドライブをバックアップするかなどは、各PCではなくSynologyのNASの管理画面から行うという点は慣れが必要だと思います。

あとバックアップ対象はフォルダ指定での制御は出来ないので、もしバックアップが不要なデータがあればドライブ自体わける必要があります。

Active Backupの管理画面はこんな感じ。

わかりやすいですね。

カレンダーには予定しているバックアップが全部成功していれば緑の丸が付くようになっています。失敗している日はメールやアプリに通知が飛ぶようになっています。やっぱりバックアップは取ってるつもりが取れてなかったというのが一番危ないので、これは安心できますね。

バックアップのデータサイズも真ん中に表示されています。これを参考にストレージ足りなくなったら拡張を検討するとかすればよいですね。

あと、「減少後のサイズ」とあるようにActive Backupがあれこれサイズが少なくなるように工夫してバックアップとっといてくれます。マウスカーソルを合わせると内訳が出てきます。

圧縮して容量削減することも出来ます。圧縮についてはバックアップ先を決める際に指定しておかないと後で変更できないので注意が必要です。

Time Machineの用にバックアップするときは「タスク」の設定で「保持」のところで「詳しい保持ポリシー」からルールを設定する必要があります。

ちなみに私はWindowsデスクトップとSurfaceノートとブログを動かしているRaspberry PiのバックアップをActive Backupで集約管理しています。

Raspberry PiはLinuxですがARM系CPU用LinuxのActive BackupクライアントはなかったのでRsyncでのバックアップしています。これも今までは独自のスクリプトでバックアップしてたのがシンプルになりました。

マジで難民脱出助かる

ほんと繰り返しになりますけど、Windowsのバックアップはずっと適切な物がなくて困ってたんですが、Synologyのおかげで大分安心できるバックアップができるようになりました。

これがなかったら。ただQNAP壊れたので買い換えただけになってしまっていましたが、環境も改善されて満足です。


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