今日の東京は台風の影響で大雨ですね。
自転車乗れないのでメンテナンスしました。そして純正とも言えるBontrager(ボントレガー)のRL Ergo Bar Endsを着けました。
クロスバイクで長距離走ると腕が死ぬ問題
クロスバイクで長距離走ると腕というか手首付近が痛くなってきます。経験上、80km以上走ると痛くなる。
腕が痛くなる一つの要因として、クロスバイクのハンドルは横にまっすぐの棒になっているからというのがある。
普通、人間が自然に腕をだらんと垂らすと親指は身体の前に向いた状態になる。これが自然な状態であって、真一文字のバーを掴むと手首をひねる形になる。
一方、ロードバイクのドロップハンドルは、自然な形でハンドルが握られるようになっていて、やはり手が疲れにくいらしい(じゃあ、なんでクロスバイクは横一文字のバーかというと、これの方がハンドルの取り回しがし易いかららしい。街乗りを意識した乗り物らしい選択ですね)。
そこで、クロスバイクにも自然な形で握る事が出来るハンドルを…ということで生まれたのがバーエンドバーです。
通常の横一文字のバーの端に正面方向に伸びるグリップを付け足すことで、腕が痛くなるのを軽減する効果があります。
一つ目のバーエンドが大失敗した話
最初、grungeというメーカーのバーエンドバーを買ってきたのですが、いろいろと上手くいきませんでした。
私の乗っているTREKのFX3 2018年モデルはIsoZoneハンドルバー & グリップという部品が使われていて、ハンドルバー自体に白くて柔らかい衝撃吸収材がくっついています。
ハンドルの端にバーエンドバーをつけてネジを締めるのですが、この柔らかい素材のせいでグラグラになってしまいます。
そんなわけで作戦を変更し、バーをグリップの内側にもっていき「バーセンターバー」にする事にしました。触覚のように伸びてるのがバーですね。
シフターを真ん中に少しずらして、空いたスペースにバーを着けるのですが、バーを握りやすい角度に調整するとシフター(ギアチェンジする装置)とぶつかってしまいギアチェンジができなくなりました。
干渉しないようにシフターを内側に移動しようと思ってもハンドルが少し曲線になっている為なのか、ある程度の位置よりそれ以上に真ん中にずらす事ができません。また、シフターの角度を正面方向に倒して干渉を回避しようとしましたが、それも同様の理由であまり倒せません。
結局、本来「ハ」の字になるようにバーをつけなければらない所を「逆ハ」の字型に取り付け、さらにやや角度がきついけどもバーを立て気味にして干渉を回避しました。
今思えばシフターのネジを思いっきり緩めればもう少しこれらを内側に寄せてバーの角度を調整できたのかもしれませんが、この時は調整をこのぐらいで諦めて多摩湖までライドしてきました。
しかしながら、逆「ハ」の字は手首が反り返る感じになってつらいし、角度もあるのでそもそも持ちづらい。
ギア操作もバー越しにやる感じで操作できなくはないんだけど、「邪魔」だなと。
結局、ライド中とりつけたバーエンドはほとんどつかいませんでした。TREKのIsoZoneグリップの端を横から持った方がまだマシでした。
ボントレガー純正品のバーエンドバーがある!
ネットで調べてみるとIsoZoneハンドルにマッチするバーエンドバーとアダプターがあるとのこと。
Bontrager Race Lite Ergo Bar Ends | Trek Bikes (JP)
FX3に装着するにはアダプターも必要です。
Bontrager Race Lite Ergo Bar Ends IsoZone Bar Adapters | Trek Bikes (JP)
ボントレガー製品はネットで売ってないので、多摩湖ライドの帰りにそのままワイズロード神楽坂店に寄り道して注文しました😀
RL Ergo Bar Endsの取り付け方
そんなこんなで品物が届いたので昨日商品を受け取って今日取り付けしてみたのですが、基本、店で取り付ける前提なのかなんの説明も書いてないのよね。いろいろ調べて取り付ける事が出来ました。
まずはグリップを取り外します。内側の小さな六角ネジと外側の大きな六角ネジを緩めて外側に引っ張ると外れます。
しかし、そのままではアダプターがはまりません。
正解は白い衝撃吸収材をハサミで切るです。よく見ると縦に切れ目が入ってますので、白い部分を引っ張ってバーから離して切ります。こういうデストラクションで後戻りが出来ない対応が正解というのは、普段デジタルでいつでもアンドゥできる世界で生きている私としては新鮮です。
綺麗にアダプターがはまります。アダプターの堅い部分でバーエンドバーがちゃんと固定できるようになります。
シフター&ブレーキのネジも緩めて少し中央に移動できるようにします。あとで位置はちゃんと調整します。
グリップを元に戻します。グリップに元々ついていたキャップは使わないので、どこかに仕舞っておきます。シフターと同様に内側に少し寄せてバーエンドバーが取り付けられるように少し外側に猶予を持たせます。
バーエンドバーを取り付け。ネジ部分が下になるようにしてバーが当たるまで押し込む。そこに合わせてグリップとシフターの位置調整してネジ留めです。角度はお好みで。
こんな感じで装着完了です。
さすが純正。統一感がいいですね。
一体感あって主張しすぎない感じがいい。
いいフィット感ですね。
来週あたり効果を実感してきましょうかね。