なんちゃってね。Amazonで偽物掴まされました。でも、大丈夫。嘘は見抜けなくても偽物掴まされない方法はあります。
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何が起きたのか?
AmazonでSpigenというメーカーのiPhone Xケースを買ったら、偽物が送られてきました。
↓この商品。今は偽物販売業者は消えて正規のSpigen Japanのみがリストに上がってるみたいです。
マーケットプレイスの怪しい安い業者を選んで買ったんでしょ?→違う
AmazonにはマーケットプレイスというAmazonサイトで紹介されているけど、販売も発送も別の業者や個人が行う仕組みがあります。商品ページに「こちらからもご購入いただけます」と表示されているヤツですね。私は発送までの時間だったり、送料掛かったりするのでマーケットプレイスでは基本買い物しません。それなら楽天で買うし。
今回、私がやられたのは「フルフィルメント by Amazon」というサービスを使って売られていた商品のようです。
Amazon.co.jp http://Amazon.co.jp: フルフィルメント by Amazon (FBA)
これはマーケットプレイスと違って業者が商品をAmazonの倉庫に納品して配送はAmazonが行うという仕組みのようです。商品紹介のページでは「この商品は、○○○ が販売し、Amazon.co.jp が発送します。 」って書いてある商品がそれですね。
いかに私がダマされたか
Amazonのスマホアプリで「iPhone X ケース」のワードで検索。そして一覧から「ベストセラー」となっている商品をタップした後の商品照会画面がコレ。
この画像だと黄色くマークしているので、気づきやすいですかね。販売者が「ない場合」とかふざけた名前になってます。つまりは検索して商品紹介ページに遷移すると詐欺業者からの購入がデフォになってるわけです。だめでしょこれ。
しかもこれが「○○ショップ」とか店名っぽければ、まだ気づいたかもしれないのですが、文章の一部かと思って完全に見落としてました。
ややこしいことにAmazonの中では「同じ商品をたまたま別の業者が販売しているだけ」として扱われているので、レビューや商品紹介は正規のものです。ベストセラーでそれだけ売れてるという「信頼」もありますし、気楽に購入してしまったわけです。
Nintendo Switchみたいに明らかに転売価格だと気づくのですが、値段も似てるからそれも気づかなかった要因の一つですね。
どうやって偽物をみやぶったか
そして翌日に届いた商品ですが、ちょっとしたことで気になるところがいくつかあったんですね。
まずは、透明のケースなのですが所々「黒い点」がついていたのです。こすっても取れなくて、透明のケースに練り込まれている感じ。まずここで「人気のケースの割には質が悪いなぁ」と思ったわけです。
他にもケースのフチが低すぎてiPhone X本体の曲面部分がカバーしきれてないので、液晶を下にして机に置くと傷が付きそうでイマイチな作りだったりというのが気になりました。
Amazonのレビューでも悪い評価がついたりしているのかなーと思って見てみると、ほとんどが高評価なのですがところどころ「裏面は固いプラスチックのはずが柔らかい」とか商品説明のページを見ても、液晶を下にして置いても大丈夫なようにフチを高く作ってますとか書いてあって、なんか商品説明と商品が違うんじゃね?と思い始めたわけです。
極めつけはレビューした人が上げているケースの写真。裏面のデザインが全然違うし、正規品は側面に文字が入っているけど、届いた商品にはそんなのなかったり、これはもう明らかに違う商品が届いてるなということで商品ページをみたら、さっきの「ない場合」ですよ、なにこの怪しい店は?と。クリックして出てくる店の住所も自動生成されたような文字列だし、ああーやられたと気づいたわけです。
即返品、即再購入
しかし、Amazonの良いところはオンラインでサクッと返品処理ができること。注文履歴のページから「商品の返品」を選んで、返品用のラベルを印刷してコンビニで着払いで送り返せばOKです。返品手続きの中で理由を聞かれますので、「違う商品が届いた」を選んでおきました。
今まで何度かAmazonで返品した事ありますが受け付けられなかった事はなかったので、返品の手続きと同時並行で正規の代理店っぽい「Spigen Japan」から同じ商品を即買い直しました。次の日届いたのですが、案の定最初買ったのとは別物でちゃんとしたパッケージに入っていたし、商品説明通りしっかりした作りのケースでした。
返品の紙を印刷したりコンビニに持っていったり手間は掛かるものの直接の金銭被害はなかったので、とりあえずは良かったです。こういう悪徳業者を野放しにしているAmazonには腹が立ちましたけどね。
Amazonが販売している商品以外は買わない事が一番
今回の件で、Amazonが配送している商品もまともな審査はされていないことがわかりました。Amazonが販売している商品以外を買わない事が無難でしょうね。注意深くページを見て販売業者を確認しましょう!
とは言えども今回のiPhoneケースのようにAmazonがそもそも販売していない商品もありますので、返品は可能ですから安い物だったらチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
ただし、その場合は自分で偽物じゃない事を見破る必要があります。よっぽど買う商品について知識があるか、実物がたまたま手元にないと厳しいでしょうね。今回、私は本当にたまたま運良く偽物だと気づいたのですが、鑑定士じゃないんだから普通気づかないでしょう。
実際、商品のレビュー見る限りでは他にも偽物掴まされた人がたくさんいそうでした。私からその人達に連絡するすべはなく(なぜかAmazonのレビューがあげられなくてね…)教えてあげる事もできないので、その人達は気づかないままなんでしょうね。かわいそう…。
やっぱり他にも同じような例があるみたいですね。だいぶ前からこんななのか…。
なぜ?アマゾンではニセモノが販売されてしまうのか?(神田敏晶) – Yahoo!ニュース
偽カメラ届く。アマゾンのマーケットプレイスでダマされた。高額カメラを注文したらアマゾンの倉庫からおもちゃの偽カメラが届いたよ。
それにしても、どういう基準で商品ページが表示されているんでしょうね。正規の代理店より詐欺業者購入が先に表示されるなんて。単純に安く売ってるところが表示されているのかな。